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BWV1006a「プレリュード」を弾いてみる [演奏]

先日記事にしたバッハのリュート組曲第4番ホ長調のプレリュードを録音してみました。

かなり力が入っています。昔弾いた時よりは抜けていますが,依然あちこち力が抜け切らないままの演奏ですので,擦過音もあちこちに入っています。どうしても録音となると力みが入ります。やはり昔弾いた曲というのは難物です。



少々演奏が与太っているので,標準のmp3では容量オーバーで上がらず,ボーレートを96kbpsに下げました。そのせいか音も少々よれている感じがします。


この曲は,無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番のプレリュードとして有名ですが,バッハ自身がリュート曲として編曲したと言われています。この曲はオルガンと管弦楽のシンフォニアBWV29としても知られています。

お口直しとして,石丸由佳さんのオルガン独奏。こちらは全音低くニ長調に編曲されています。


やはり,バッハはオルガンで本領発揮されます。この様なイメージで演奏できたら最高なのですが。

こちらは,オルガンとオケ版です。


こちらはパールマンのヴァイオリンです。


ヴァイオリン版ではバスが無いせいか,非常に軽く速いテンポで演奏されます。
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アヨアン・イゴカー

バッハのパルティータは好きです。通して弾けるのは好いですね。

高校生時代に、フルートでイ短調のAllegro, ニ短調のGigaを練習しました。
現在練習中のバイオリンでは、第二番ニ短調のGigaをたまに弾いてみますが、まだ真面目に練習に取り組めるような技術に達していないので、練習するのはもう少し先になりそうです。
by アヨアン・イゴカー (2022-03-31 15:39) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,
コメントありがとうございます。
バッハのパルティータは,どの楽器のものも案外単純そうで難物です。ギターでは,このBWV1006aが大定番でしょうか。技術的にプレリュードが難物で,ルール,ロンドガヴォットとだんだん易しくなります。
すんなり脱力して弾けると良いのですが。
by Enrique (2022-03-31 16:01) 

REIKO

この前奏曲はリュートやギターが一番ハマリだと思いますね。
冒頭バスがドーーーーン♪と鳴って、その余韻の上で一気に高音域に跳んで下りてくるパッセージが最高にイカしてます。
元が無伴奏ヴァイオリン曲だけあって、音が少なくても音楽的に不足はなく、むしろオルガンやカンタータのシンフォニア版は情報量が多すぎて鬱陶しく感じてしまいます。
高音域だけの原曲がスカスカして物足りないという人は、リュートやギターで聴くのが一番楽しめるかもとEnriqueさんの演奏を聴いて感じました。
by REIKO (2022-03-31 20:20) 

Enrique

REIKOさん,
お聴きいただきありがとうございます。
少しもたついた演奏ですが,お褒めいただき有難うございます。
本来リュート曲ですが,ホ長調ですので標準調弦のリュートでは弾けないので,楽器のチューニングを変えるか移調するかの何かだろうと思います。ギターではほぼそのまま弾けるので,ありがたい曲だと思います。
程よい音の密度というのは,ラフマニノフ編のピアノ版についても言えるかもです(少々音がありすぎ)。
by Enrique (2022-04-01 08:16) 

Cecilia

私の大好きな曲です。ギターやリュートで弾くのは大変なのだろうと思います。私はBWV29の速い演奏ではまりましたがEnriqueさんのギター演奏はしっとりした感じで良かったです。同じ曲でもテンポと楽器・編成が変わるだけでだいぶ雰囲気が変わりますね。きちんと声部が分かれて聞こえ、立体的な演奏だと思いました。
by Cecilia (2022-04-07 09:22) 

Enrique

Ceciliaさん,
お聴きいただきありがとうございます。
>立体的な演奏
おほめ頂き光栄です。
この曲ギターでは結構難物です(リュートほどではないと思いますが)。当方の演奏は,テンポも遅くよたっているので,もう少ししゃきっとさせたいです。

by Enrique (2022-04-07 11:24) 

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