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Oribeを入手 [雑感]

昨年暮れにJose Oribeを購入しました。1966年製,弦長658mm,トップはスプルースで,サイド・バックはローズと見まがうようなハカランダの柾目材です。

音質はくっきりはっきりとして癖がなく気に入っています。で無個性でもありません。
66年製ですが古臭くなく,むしろ近代的で透明感のある音です。むろんエキセントリックでもありません。

アルカンヘルよりそんなに落ちる感じはしません。結構気に入っています(ただ改めてアルカンヘルを弾いてみると,その低音は別格です)。
658mmですが,弦高を低め(①弦12フレット2.7mm,⑥弦12フレットを3.4mm)にしたためか全く弾きにくくはありません。

⑥弦は少し下げ過ぎたかなと反省していますが,よほど強く弾かない限りビリつくことはありません。

オリベというと,一時期カリダッド・スプレマ,グラン・スプレマという高級器があり,下に普及版のスチューデントモデルが存在しました。この作品はそうなる前の1966年の作。結構若い頃(34歳)の作品です。

ベラスケスとヤコピをさっぱり弾かなくなりました。
たまには弾いてやらないといじけるかなと思って弾いてみました。

やはりどの楽器もそれなりの良さはあります。どの楽器でもそれ一本と思えば,愛用できそうな気はします。ただヤコピはどの楽器とも違う何か木質的というか素朴な個性があります。これはこれで良いのですが,うるさいことを言えば合う曲も南米系などかなという感じはします。

強いてこのオリベの難点を挙げるならば,糸巻の穴間隔が35mmではなく39mmなのです。交換できる糸巻のバリエーションが減ってしまいます(専用のものを決めておけばさしたる問題ではないのですが)。
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たこやきおやじ

Enriqueさん

金額がいくらかは知りませんが、Enriqueさんの「蒐集癖」には脱帽です。(^^;


by たこやきおやじ (2020-01-31 00:29) 

Enrique

たこやきおやじさん,
病気でしょうかね。
お安いものは他に何本もあります。
知人などに譲るものも結構あります。
by Enrique (2020-01-31 05:31) 

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