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FMラジオ放送正常化1ヶ月 [雑感]

今年度から,NHK-FMのラジオ放送が正常化して1ヶ月。
「やれやれ」という感じです。

今どきラジオを聴く人口も少ないのでしょうが,聞いている人にとっては死活問題でした。

TVはほぼ見ないので,放送に触れる機会はラジオが殆どです。
ですから,もし同局の番組編成会議?で「聴く人が少ないからよかろう」といったような判断がなされたとすると,非常に困る訳です。

あえて「正常化」と呼ぶのは,昨年度までの2か年間が異常だったからでした。
もっとも大きなものは,朝6時からの約1時間の語学放送。

それをわざわざ,長年続く古楽番組の時間帯を押しのけて突っ込みました。「コガクがゴガクになっちゃった」と,シャレではありませんでした。

2023年度後期FM.png
昨年度後期のNHK-FM番組表。2022年度から,6時台に中学生の「語学」が入り,「古楽」は5時台に押しやられていました。7時台以降も語学が続きます。この時間帯殆どラジオを聴かなくなりました。

2024年度前期FM.png
今年度前期のNHK-FM番組表。「古楽」が6時台に復帰。7時台以降の音楽番組も復活しました。
例えば,現在「かけクラ」として存続している,一連のラジオ番組。
ふかわりょう氏の頃,新年度に発せられた「今年も存続してよかった」と言うつぶやき。必ずしも「氏の取り越し苦労」という訳でもなかったのだろうなと,この2年間の違和感からすれば感じられます。

「かけクラ」の再放送が,金曜日の朝になっています。かつての対応する番組ではそうだったと思います。本放送が日曜午後なので翌日の月曜の朝では,両方聴いた人は少々うんざりしますので,これも常識的な判断だと思います。

会長や委員などの入れ替えによって番組に対する意見も大きく変わるのでしょう。その人たちの意向は,直接は分かりませんが,古楽の件に関して言えば,はっきり言ってその狙いは,従来のリスナーの切り捨てだったのでしょう。時間の変更だけではなく,掛ける内容もオペラなどの歌ばかり。従前の器楽中心の古楽番組に親しんだ人々にとっては,せっかく我慢して1時間早く起きて聴いても,内容がイマイチでは聴取意欲がガタ落ちだったはずです。

今朝の古楽でバッハのカンタータ第75番を聴きながらそれを感じたのでした。この曲は歌と器楽のバランスが絶妙でした。
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