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『二重鉤括弧現象』 [雑感]

また小学校教育ネタです。今迄,
「タンバリン現象」,とか,
「水素怖い現象」とか,
「どんぐりこー現象」とか,

EnriqueAutographSmall.png
今回は「鉤括弧」が『二重鉤括弧』になる現象についてです。


当方が小学校の国語で学んだ二重鉤括弧の使い方は,
「普通の鉤括弧で引用した中で,『さらに引用したい』という場合」でした。


現在,いきなり二重鉤括弧を使う人が結構います。
強調の積りなのかもしれませんが,ではその中で更に引用したい場合はどうするのでしょうか?そこは普通の鉤括弧?でしょうか。

多分,逆に覚えているのだろうと思います。


ひょっとして世の中が逆になったのかしらん?と逆に心配になって調べてみましたが,現在でも当方が小学校で習った時と同じです。

なぜか,いきなり二重鍵括弧を使う方を何人も見かけます。かつて論文の査読の際,ご本人が分かった上で敢えてやっているのだろうと,この事自体はあまりに陳腐な指摘(失礼)に思いスルーした経験はあります。


「タンバリン現象」ではありませんが,このことは,「二重鉤括弧現象」(ここに敢えて二重鉤括弧は使いません)とも言えそうです。

「タンバリン現象」と同様,取るに足りないこと,大勢に影響ないところではありますが,案外こうしたミステイクは別なところ,大勢にも影響するところでやってしまっているかもしれません。

追記:

「 」これが,鉤括弧で,最初に引用する場合はこれを使います。
『 』これが,「二重鉤括弧」で,普通の鉤括弧「 」で囲った中で「入れ子」で使う場合に使う役物です。しかしながら,入れ子ではなく最初の引用からいきなり二重鉤括弧を使う方が結構多い(本来間違いで,小学校ではそうは習いません),という事を書いた記事です。
むろん,「 」だけで二重に使うのも『 』だけで二重に使うのも間違いです。最初の引用は「 」,その中で更に使うのが『 』です。    
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コメント 4

U3

分かっているのですが、間違えて二重括弧してしまいました。
これは言い訳だと十分承知の上の弁明ですが、たぶんあれやこれや同時進行で色々書いているため、気づかずに二重括弧をにして、そのまま公開しまったものと思われます。
ご指摘ありがとうございました。既に修正済みです。

ところで記事の最後に載せた富士山の夕景写真ですが、そこに映っている富士山のシルエットから伸びた<反薄明光線>は、太陽の日没の位置からして今が一番見られる確率が高いものと思われます。12月近くなると日没位置が富士山から離れるので<反薄明光線>は見られなくなります。稀少な写真だと思われますので是非とも再訪してご覧下さい。
by U3 (2023-11-03 20:39) 

Enrique

U3さん,
おっしゃっている事は違います。勘違いされています。むろん内容にかかわることではないですし,記事に書きました様に,この事はU3さんだけの事ではなく,多くいらっしゃいますので,常々理由を聞きたいと思っていました。理由は「気がついていらっしゃらない」という事なのですね。以前からの記事もそうですし,最新記事も直ってはいませんでした。
役物の使い方とかは,個人差もあろうかと思いますので,以前からわざわざ指摘するのも気が引けていましたが,小学校ネタで出してしまいました。
by Enrique (2023-11-03 22:29) 

U3

Enriqueさん こんばんは。
ご指摘ありがとうございます。Enriqueさんへ再度返信致します。
以下は、拙ブログにEnriqueさんのコメントへの返信コメントとして書き込み済みの返信コメントとなります。
私の勘違いはご指摘いただいた通りです。貴兄は正しい指摘を為されたと思っています。
しかし私なりの考えがあり、敢えて『二重鉤括弧』を単独で使っていますので、下記の内容をご一読ください。それで納得頂けるかどうかは分かりませんが、私なりの回答ですので了解願います。

>いきなり『 』(これを二重鉤括弧と言います)も間違いです。これを指摘した積もりです。

とありますが、鉤括弧「」の中に更に区別(あるいは協調)したい場合に二重鉤括弧『』を入れる原則は私も重々承知しています。
しかし鉤括弧を「」ではなく、いきなり二重鉤括弧『』にする(単独で二重鉤括弧『』を使う)ことはけして間違いではないと私は考えています。
そもそも括弧とは<特定の文字・語句・文などを囲って他の部分と区別する記号>のことを指しているものと私は認識しています。そして通例の用法としてはEnriqueさんのご指摘通りです。しかしそれが絶対(の用法)だとは私は考えていないのです。(私の用法は、慣用される用法であって、文法として絶対的な用法でなければ、ある程度柔軟性を持たせて使っています)
(今回は間違えましたが)鉤括弧「」よりもさらに強調したい場合いきなり二重鉤括弧『』を使います。
通例では鉤括弧「」で括って他の部分と区別し、その鉤括弧「」の中で、更に強調したい部分を二重括弧『』で括るという使い方をします。しかし私は単独で二重鉤括弧『』を使っても問題はないと考えています。
それと鉤括弧「」は小説などでは会話の部分を他の文字列と区別・強調する意味で使っていますが、それと混同しないように、意図的に二重鉤括弧『』にしているというもう一つの意味もあります。
ですから通常の使い方からすれば、確かに正しいご指摘とは思いますが、私がこの表記を変える積もりはありません。悪しからず。
以上です。
by U3 (2023-11-03 22:55) 

Enrique

U3さんに限らず,以前からいきなり二重鉤括弧を使う方の理由が知りたいと思っていましたので,意図あってのことであれば了解です。強調などのポリシーであれば他人がとやかくいう事ではありませんが,当方は死ぬまで小学校で習ったルール墨守です。
by Enrique (2023-11-03 23:15) 

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