「有名曲を上手に弾きたい！」

こういう希望はけっこうあると思いますが，シロウトがどう頑張ってもプロの様には弾けませんので，無理な話です。いわば無いものねだりです。

こういう夢を追う方は少なくないようです。

むろん夢を追うのは悪いことではありませんが，夢を現実にするのは並大抵のことではありません。

誰かとは競い合いたくないですし，競い合うわけではないですが，超有名曲を弾いた時点で自動的に比較対象になってしまいます。

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「お前はどうなんだ？」
と訊かれれば，

「なるべく有名曲は弾かない。あまり人の弾かない曲を弾く」
これに尽きるでしょう。

むろん練習曲は定番のものはしっかりやった上でです。

誰も弾いたことのないオリジナル曲なら，「オンリーワン」ですから，比較されようがありません。
そこまでいかなくても，なるべく「多くの人が弾く曲は弾かない。あまり人の弾かない曲を弾く。」これに尽きます。

「しろうとにしてはよく弾けていますね。」とか言われたってしようがないです。
しろうとだってピンキリですし，むろんプロだってそうです。演奏技術の未発達の昔の演奏などは，名の知れたプロでもひどいものがありますので，そういうものをお手本にしてもしようもありません。

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ものすごく沢山の曲がありますので，あまり人の弾かない曲というのはありますが，やはりそれなりの名曲 むろん色んな楽しみ方がありますし，色んな考え方がある事でしょう。
当方が「こうしている」と書くと，「オレはそんなことしてない」というコメントをいただく事があります。むろん，当方の嗜好・心がけを書いているだけで，皆さんにそうしろとかいうものではありません。念のため。

コメント 4

「知っている曲が弾きたい（＝知らない曲は興味ない）」って人がたくさんいるんですよね。
そういう人の知っている曲というのは多くの場合「有名な曲」で、プロの演奏もたくさんある…というのが相場です。
そして決して易しいとは言えない曲がほとんど。
ただ、上手く弾けるようにならなくても、とにかくその憧れの曲を練習というか、爪弾く？だけでも楽しいって人も結構いるようです。
まあ趣味ですからね…当人がそれで良ければ何でもアリです。
by REIKO (2023-07-14 20:40) 

REIKOさんなら，安心してコメントできますが，一般の方？には結構気を遣いますね。誤解されることが多々ありますので。やはり根本の考え方の相違でしょう。むろん趣味だから何でもアリなのですが。
難しくても，憧れの曲に取り組んでいるという，行者の様な姿勢がヨイとしたら，上手くならない方が良いのかも知れません。苦節数十年というのも美学なのかも知れません。私など，ただ無駄な遠回りをしただけだと反省しきりです。
by Enrique (2023-07-15 06:06) 

私がヴァイオリンや歌を披露する場とさせていただいているところでもやはり「知っている（有名な）曲を聴きたいというご希望があります。なんでも弾けるレヴェルであれば可能ですが、残念ながらそうもいきません。声楽やヴァイオリンなどの経験者であればよく知っている曲でも一般の人にはまったく知られていないことも多いです。
いわゆる”名曲集”に入っている曲を演奏しようとすると技術的にとても太刀打ちできないので、今は私レヴェルで美しく弾けそうな曲を探すようにしています。鈴木ヴァイオリンの教本を順番にやっていますが、ちょっと先の曲を少しずつ予習しています。
by Cecilia (2023-07-17 06:18) 

Ceciliaさん，
「知っている曲」というのも曲者ですね。
ポピュラー曲だったら反響は大きいですが，そうすると原曲と比べられる事になります。そしてアレンジの問題があります。
ギター独奏の場合は，たぶんもっと極端で，一般の人が知っている曲は禁じられた遊びとアルハンブラ，それを聴いてパチパチで終わってしまいます。

多かれ少なかれそういう傾向は昔からあった様で，新作でも聴衆を飽きさせないために，ルロイ・アンダーソンは時計やタイプライターなどを取り入れたりしました。

一時期「CMで流れた曲」というのが流行った時期もありました（むろん超有名曲だったりもするのですが）。

「知らない曲」もむしろ楽しみで聴いてみる・弾いてみるという習慣になれば良いのですが。
by Enrique (2023-07-17 06:50)