練習時間以外の役割とその活かし方 [雑感]
練習の種類にもよると思いますが，あまり長時間やるよりも，ちょこちょこ休憩をとりながらやるのが良いという話を先日書きました。
過去の経験でも，弾けなかったパッセージなどが，しゃかりきに練習してもダメなのに，少し間をあけて弾いてみると弾ける様になっていた！という事はあるものです。
「一生懸命練習した成果が現れた！」という解釈も成り立ちますが，休憩時間の大切さを物語っていると思われます。
先日の記事で取り上げた動画のお話ですと，休憩時間は何をしていても良く，脳内で高速反復練習がなされているという事でした。という事は，機械的な反復練習は効率悪そうです。脳内で行われることをあえてやる必要もなく，ある程度弾けそうなイメージを掴んだら，後は脳内の自動練習に任せても良いのかもしれません。
特に，当方などは脱力のイメージは掴んではいても，譜読みなどの初期段階では，力が入った状態で弾き続けていることも多く，これはマイナスな練習の様な気がします。
どうも，日本人は「労働は美徳」で，シャカリキに取り組んでいるのが善で，怠けている（様に見える）のは悪という意識が刷り込まれている様です。そのためにせっせと苦行に精を出す。
練習はより良く演奏するための行為のはずが，苦しい練習をたくさんやるのが善と，いつのまにか，目的と手段が倒錯してしまう事があります。
苦行を積めば，得られるものがあるかもしれませんが，せっかくの努力は，機械的な練習にではなくて，音楽的な解釈などに使いたいものですし，さらに空いた時間は他の趣味なり，買い物なり，家族や友達とのおしゃべりにと，有効活用できそうです。
休憩時間の取り方は，練習の戦略になりそうです。
休憩時間の最も長いものは睡眠時間でしょう。「一晩寝たら上手くなっていた！」という事もままあるものです。毎日睡眠をとるわけですから，毎日練習するのは毎日の睡眠時間をフル活用できるわけですから効果的と思われます。仮に毎日短時間であってもポイントを絞ってやれば，確実に効果は上がりそうです。
練習中のちょっとしたコーヒーブレークや散歩などは，ちょっとまとまった練習をした合間に有効そうです。
短いパッセージの練習などは，一回づつ少し間を置きながら弾くのが効果的の様です。
練習を中心に考えれば，それ以外の時間が休憩時間ということになりますが，むろん社会人ならば仕事があり，それに最も多くの時間を費やすわけですが，仕事の時間とて，練習の定着に使えるわけです。
休憩時間のスパンがどの程度が良いのか？
むろん，脳内反復練習した効果を忘れてしまうほど時間を置きすぎても，ダメでしょうし，時間の効率性との兼ね合いだろうと思います。その辺の分析は，素人が余り細かくやっても意味なさそうですが，練習内容を，長・中・短くらいのスパンに分けてそれぞれに見合った練習を，対応した長さの休憩をとりながらやるのが良さそうです。むろん長・中のスパンには仕事や他の生活時間が含まれるのは言うまでもありません。
練習時間以外の時間（休憩時間）を上手くコントロールすれば，「なかなか練習時間が取れなくて。」という言い訳も余りしなくて済むかもしれません。
練習時間以外の時間を活かすというのは，練習の仕方になるという，まことに逆説的な話でした。
「一生懸命練習した成果が現れた！」という解釈も成り立ちますが，休憩時間の大切さを物語っていると思われます。
先日の記事で取り上げた動画のお話ですと，休憩時間は何をしていても良く，脳内で高速反復練習がなされているという事でした。という事は，機械的な反復練習は効率悪そうです。脳内で行われることをあえてやる必要もなく，ある程度弾けそうなイメージを掴んだら，後は脳内の自動練習に任せても良いのかもしれません。
特に，当方などは脱力のイメージは掴んではいても，譜読みなどの初期段階では，力が入った状態で弾き続けていることも多く，これはマイナスな練習の様な気がします。
どうも，日本人は「労働は美徳」で，シャカリキに取り組んでいるのが善で，怠けている（様に見える）のは悪という意識が刷り込まれている様です。そのためにせっせと苦行に精を出す。
練習はより良く演奏するための行為のはずが，苦しい練習をたくさんやるのが善と，いつのまにか，目的と手段が倒錯してしまう事があります。
苦行を積めば，得られるものがあるかもしれませんが，せっかくの努力は，機械的な練習にではなくて，音楽的な解釈などに使いたいものですし，さらに空いた時間は他の趣味なり，買い物なり，家族や友達とのおしゃべりにと，有効活用できそうです。
休憩時間の取り方は，練習の戦略になりそうです。
休憩時間の最も長いものは睡眠時間でしょう。「一晩寝たら上手くなっていた！」という事もままあるものです。毎日睡眠をとるわけですから，毎日練習するのは毎日の睡眠時間をフル活用できるわけですから効果的と思われます。仮に毎日短時間であってもポイントを絞ってやれば，確実に効果は上がりそうです。
練習中のちょっとしたコーヒーブレークや散歩などは，ちょっとまとまった練習をした合間に有効そうです。
短いパッセージの練習などは，一回づつ少し間を置きながら弾くのが効果的の様です。
練習を中心に考えれば，それ以外の時間が休憩時間ということになりますが，むろん社会人ならば仕事があり，それに最も多くの時間を費やすわけですが，仕事の時間とて，練習の定着に使えるわけです。
休憩時間のスパンがどの程度が良いのか？
むろん，脳内反復練習した効果を忘れてしまうほど時間を置きすぎても，ダメでしょうし，時間の効率性との兼ね合いだろうと思います。その辺の分析は，素人が余り細かくやっても意味なさそうですが，練習内容を，長・中・短くらいのスパンに分けてそれぞれに見合った練習を，対応した長さの休憩をとりながらやるのが良さそうです。むろん長・中のスパンには仕事や他の生活時間が含まれるのは言うまでもありません。
練習時間以外の時間（休憩時間）を上手くコントロールすれば，「なかなか練習時間が取れなくて。」という言い訳も余りしなくて済むかもしれません。
練習時間以外の時間を活かすというのは，練習の仕方になるという，まことに逆説的な話でした。
例えばある曲を１時間練習するとして、練習している間に弾けるようになるのではなく、練習中は「入力」しているだけで、それが定着して「出力」されるのは明日以降…だと思っていつもやっています。
（今日中にココをなんとか弾けるようにしょうとか絶対に思わない）
実際、昨日は苦労しながら？ゆっくり練習していた箇所が、一晩寝て起きたらフツーに弾けるようになっていることはしょっちゅうです。 日々その繰り返しで曲が仕上がっていく感じですね。
「明日に期待して今日も寝る」です（笑）♪
by REIKO (2023-06-18 00:56)
REIKOさん，
仕込みとか言ってた様な気がします。熟成にはある程度時間が掛かります。睡眠は記憶の整理には最も良い様です。
短時間の練習でも休憩を取りながらが良いようで，それが睡眠でグレートリセット。おっしゃる様に，その繰り返しなのでしょう。
by Enrique (2023-06-18 06:43)
ずいぶん日にちが立ってからのコメントですみません。
私も似たような経験をしています。
ギターの練習もそうですが、現役時代に報告書を書くことが多くありましたが、一度書き上げてから一晩二晩寝かせておいて、読み直して修正するようにしていました。この習慣をつけてから、お客様から大変高い評価をしていただくようになったのを記憶しています。
by ヒゲジイジ (2023-07-06 22:39)
ヒゲジイジさん，
文章なども特にそうですね。寝かせと，それによる客観視は必須の様です。
by Enrique (2023-07-09 14:54)