丘の上の阿呆? [演奏]
真面目にポップスを弾いてみたことがありません。
センスが無いという事が分かっているからです。
むろんコード弾きは出来ますが「テキトウにやって」といわれるのが一番苦手な事です。ワンパターンだと飽きますし,かといって洒落た対応をぱっとできるものでもありません。きちんとした五線の譜面を渡される方がよほど有難いのですが,まともな楽譜がない場合は練習よりも譜面作りに時間がかかります。
ちゃんとした編曲のポップスなら弾きたいです。
現在,こんなビートルズナンバーを弾いてみています。
"The Fool on the Hill"
直訳すれば,「丘の上の阿呆」でしょうか。
あまり題名や歌詞を詮索するのは得意ではないのですが,「周りからは愚者呼ばわりされているが,本当は賢い孤独な人物」をポールはイメージしているのだそうです。だから阿呆っぽくも賢っぽくも弾かないといけません。なかなか難しいです。
当方はビートルズの現役世代ギリギリですが,現在ではビートルズナンバーはクラシック*と言って良い存在でしょう。
イェラン・セルシェルさんの編曲です。
以前,セルシェルさんの11弦ギターの画像を紹介したところ,珍しい楽器とのコメントを頂きました。むろん,この編曲は6弦用です。11弦ギター用の楽譜を出しても,何冊も売れないでしょう。11弦ギターの普及率は[%]で表すよりも[ppm]で表した方が良さそうですから。
78年のパリコンの模様をFM放送で放送された音源をいまだに持っています。当時6弦ギターではまともに弾けなさそうだったバッハのBWV998の「プレリュード・フーガ・アレグロ」を11弦アルトギターを駆って爽快に弾ききったのでした。ということで,当方が再開前から知っている現役プレーヤーで最も好きな奏者です。
編曲は一見易しそうに見えますが,そう易しくもありません。ただ武満編のようなトンデモナイ難しさではなく,無理のない技術で楽しめます。
*「クラシック」というのも誤解の多い言葉です。日本語でそう言っても,クラシカル・ミュージック(モーツァルトやベートーベンなどの古典派)のことを言っているのか,古楽から現代曲まで含むのかはっきりしないことがあります。ビートルズもクイーンも既に定番になっていると言う意味ではクラシックです。むしろ,古典音楽の事をクラシックという方が間違い(和製英語)です。
センスが無いという事が分かっているからです。
むろんコード弾きは出来ますが「テキトウにやって」といわれるのが一番苦手な事です。ワンパターンだと飽きますし,かといって洒落た対応をぱっとできるものでもありません。きちんとした五線の譜面を渡される方がよほど有難いのですが,まともな楽譜がない場合は練習よりも譜面作りに時間がかかります。
ちゃんとした編曲のポップスなら弾きたいです。
現在,こんなビートルズナンバーを弾いてみています。
"The Fool on the Hill"
直訳すれば,「丘の上の阿呆」でしょうか。
あまり題名や歌詞を詮索するのは得意ではないのですが,「周りからは愚者呼ばわりされているが,本当は賢い孤独な人物」をポールはイメージしているのだそうです。だから阿呆っぽくも賢っぽくも弾かないといけません。なかなか難しいです。
当方はビートルズの現役世代ギリギリですが,現在ではビートルズナンバーはクラシック*と言って良い存在でしょう。
GG503 イョランセルシェル編曲 ギターのための12のイギリスの歌 ビートルズとスコットランド民謡
- 出版社/メーカー: 現代ギター社
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: 楽譜
以前,セルシェルさんの11弦ギターの画像を紹介したところ,珍しい楽器とのコメントを頂きました。むろん,この編曲は6弦用です。11弦ギター用の楽譜を出しても,何冊も売れないでしょう。11弦ギターの普及率は[%]で表すよりも[ppm]で表した方が良さそうですから。
78年のパリコンの模様をFM放送で放送された音源をいまだに持っています。当時6弦ギターではまともに弾けなさそうだったバッハのBWV998の「プレリュード・フーガ・アレグロ」を11弦アルトギターを駆って爽快に弾ききったのでした。ということで,当方が再開前から知っている現役プレーヤーで最も好きな奏者です。
編曲は一見易しそうに見えますが,そう易しくもありません。ただ武満編のようなトンデモナイ難しさではなく,無理のない技術で楽しめます。
*「クラシック」というのも誤解の多い言葉です。日本語でそう言っても,クラシカル・ミュージック(モーツァルトやベートーベンなどの古典派)のことを言っているのか,古楽から現代曲まで含むのかはっきりしないことがあります。ビートルズもクイーンも既に定番になっていると言う意味ではクラシックです。むしろ,古典音楽の事をクラシックという方が間違い(和製英語)です。
このビートルズナンバーを知りませんでしたが、演奏を聞きますとクラシックですね。
by 風神 (2023-02-06 17:13)
昨日から私はどのブログにも、自分のブログにさえも、コメントを一切書けない情況にありました。
昨日はEnriqueさんにも昼過ぎにコメントを書いたのですが、それも反映されなかった。
まあその原因はどうでもいいけど。
フール・オン・ザ・ヒル最後まで聞きました。丁寧で正確なリズムとメロディーライン私は心地良く最後まで聞き惚れました。
ありがとうございます。
原曲はレノン・マーカトニーとなっていますが、実際はポールマッカートニー1人で作詞作曲を手がけたと聞いています。
私はジョン・レノンの方が好きだけれどね。
by U3 (2023-02-07 08:11)
風神さん,
当方もどこかで聴いたかな?のレベルです。
「クラシック」の意味が非常に微妙なのですが,
元々ビートルズの音楽プロデューサーのジョージ・マーティンが音楽の造詣が深く,楽曲がクラシカルになっている面がある上,今やクラシックギターの大家セルシェル編であることも大きいと思います。
by Enrique (2023-02-07 11:07)
U3さん,
コメント可否の件は,その理由を考えると一寸うんざりですね。
とりま,お聴きいただき,ありがとうございます。
きちんと丁寧に弾くのがクラシックギターなのですが,それが「面白くない」という意見もあります。風神さんへのコメントでも書きましたが,何れにしろジョージ・マーティンの影響が大きいのだろうと思います。ビートルズ後,ポールが一人でやったのは当方には余りピンと来ません。
by Enrique (2023-02-07 11:15)
当方、ビートルズは解散後に数年経ってから知ったクチですが、ハマってからは一通り聴いているので、この曲も良く知っています。
原曲では後半にリコーダーが使われているのが印象的で、この曲といえばまずそのサウンドを思い出します。
今ならリコーダーが古楽で当たり前の楽器と知っていても、当時は学校の楽器?としか思っておらず、レコードから聴こえてきた時は不思議な感覚でした。
ギター編曲だとリコーダーが聴こえてこない(当たり前だ!)のが少々残念ですが、そのぶん後半はギター的な聴かせどころが工夫されていてなかなか良いですね。
長調⇒短調となる箇所で、ギターならではの哀愁感が出せれば素敵な演奏になるのではないでしょうか?
by REIKO (2023-02-07 15:04)
REIKOさん,
お聴きいただきありがとうございます。
当方実は原曲聴いておらず,「どこかで聴いたかな?」レベルで,セルシェル編の楽譜で想像しながらの演奏です。リコーダーの件初耳です。他の曲では弦楽だったり,チェンバロだったりと,おそらくやはりジョージ・マーティンプロデュースの影響が強いのだろうと思います。
別の曲も乞うご期待の程。
by Enrique (2023-02-07 16:13)
このフール・オン・ザ・ヒル
良いですね。
元々のビートルズの演奏も落ち着いたものですが
さらに、この演奏は味があります。
by 八犬伝 (2023-02-07 20:43)
八犬伝さん,
お聴きいただきありがとうございます。
原曲よくご存知なのですね。
当方は殆ど想像で弾いています。
by Enrique (2023-02-08 07:13)
ビートルズの曲、ポールの曲の中で最も好きな曲です。
ギター版もとてもいいですね。ギターで歌う旋律がとても味があって、 改めていい曲だと思いました^^
by アヨアン・イゴカー (2023-02-08 21:16)
こんばんは。
この楽曲は、実質ポールマッカートニーひとりで作詞作曲した楽曲です。
by 静謐な一日 (2023-02-08 22:38)
この曲が収められたアルバム「マジカル・ミステリー・ツアー」自体ほぼポール・マッカートニー1人で実際は制作したとされています。
この頃からビートルズはメンバーがそれぞれの道を歩み始め、やがて解散に繋がっていく、ターニングポイントとなった名盤だと思います。
by 静謐な一日 (2023-02-08 22:46)
アヨアン・イゴカーさん,
バッハの曲もそうですが,曲じたいに力があると,どう弾いてもそれなりの良さは伝わるのだろうと思います。
ただ,歌詞のある歌ですと歌詞の意味,アレンジや音色など楽曲の骨格以外の要素も大きいと思いますので,ギター独奏でやるところの難しさだろうと思います。
by Enrique (2023-02-09 13:27)
静謐な一日さん,
楽曲情報ありがとうございます。
by Enrique (2023-02-09 13:27)
この曲やエリナー・リグビーなどはスコットランド民謡だったのですか??初めて知りました。
メロディーを出しながらシンコペーションのリズムを入れるのが難しそう。
フラジオレット(ハーモニクス)が美しいですね。
私は今ヴァイオリンのフラジオレット(今回演奏の2曲にたくさん出てくる)に苦戦しています。
by Cecilia (2023-02-22 04:01)
Ceciliaさん,
セルシェル編は誤解招く曲集ですね。あくまでビートルズナンバーはポールやジョンらの創作です。ただクラシックに造詣のある音楽プロデューサのジョージ・マーチンがアレンジ等の音作りにかなり関わったらしいです。
この曲集ではセルシェルさんが抱き合わせにしています。ビートルズナンバーとスコットランドのフォークソングとの共通点を見たのでしょう。
by Enrique (2023-02-22 07:03)