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電気機械について [科学と技術一般]

学術分野で「電気機械」というと何を想像するでしょうか?

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分野独特の言い方で,ふつうは「電気機器工学」などと言われます。
元々扱われて来た対象は発電機,電動機,変圧器です。前者2つを回転機,最後を静止器と言います。近年静止器にはパワーエレクトロニクス機器が大幅に増えてきました。文字通りパワー半導体を用いた制御機器です。電動機にもブラシレスモータのスイッチングやインバータを用いた速度制御などにいわば半導体の静止機器を用いたものが増えています。

電動機は原動機の一種ですから,機械工学ともクロスオーバーします。
やはり「機」とつくものはmachineで,動くものです。「器」は動かないで役割を果たすものです。

当方,電力工学と並んで苦手分野です。では何か得意分野か?と言えば,基礎理論の方です。電磁気学や電気回路の方がまだずっとラクです。原理原則がはっきりしているからです。

苦手なのが,書物や解答例などを見ていて良くある「〇〇であるので△△である」という文章です。業界では常識であっても,その常識を知らなければ全然分かりません。「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいなもので,その途中経過を言ってもらわないと全然わかりません。当方など,「なぜ〇〇であれば△△であるのか?」の方が興味深いのですが,そんな常識をいちいち構っていたら仕事にならないのでしょう。しかし,意味分からず覚えるほど苦痛なものはありませんし,当然全く覚えられません。

あと本来は電気機械と分野は異なりますが,包括的に試験科目になる制御工学は,わりと取り組み易いと思います。基礎は電気回路と共通のところが多く,それに制御の独特なところをプラスすればいいだけですので。しかしそれはどの受験生にも共通のようで,制御の問題を選択する人が多いらしいです。ただし,現代制御理論は全くかじってないのでアウトです。試験にこの分野から出たら諦めることにしています。
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