マンドリンを購入

もう一昨年のことになりますが，リサイクル・ショップの片隅のドラムの上にちょこんと置かれていた2000円也のマンドリンを発見し，購入しました。

国島というマンドリンメーカーです。
かつては鈴木マンドリンと並んで，２大メーカーだったそうです。

メロディ楽器です。
調弦はヴァイオリンと同じで，下からGDAE，五度調弦です。ヴァイオリンを弾ける人はすぐ弾ける様です。ギターの人でも運指の規則性に気づけば，メロディは勘ででも弾けます。むろん，構えや弾き方はギターの方に近いでしょう。ピックでトレモロというスタイルはアコギの方に近いかもしれません。

欠けている弦があったので，メルカリで購入して補充しました。
ヴァイオリンと同じ音程ですが，面白いことに，弓で弾く音よりもはじく音は高く感じるものです。
お琴の様に和風にも似合う感じです。

目が行くのはどうしてもその形です。ボディはリュートの小型という出立ちです。構造も似ているのではないでしょうか。リュートと違うのは，弦の取り付け方です。リュートはギターと同じ様に，ボディ側の弦の端部をブリッジ（駒）に結びますが，マンドリンは，ヴァイオリンやチェロの様に弦の端部はボディのお尻に取り付けられ，駒には弦の張力で押さえつける構造になっていて，駒は琴柱の役割を果たすわけです。

いわば，ギターやリュートは，弦で表面板を引っ張り上げる構造，ヴァイオリンやマンドリンでは，弦で表面板を押し込む構造です。

ジャズギターでもある構造ですが，こう言うタイプの楽器の音は，底から鳴るというよりも，軽く表層で鳴っている感じがします。

コメント 2

Enriqueさん

何故マンドリンを買われたのですか？。（＾＾；
by たこやきおやじ (2020-01-23 23:03) 

たこやきおやじさん，
酔狂ですね。
by Enrique (2020-01-24 06:49)