クリスマス・ドック [日常]
昨年末の出来事になりましたが，人間ドックを受診して来ました。
12月25日，クリスマスの日でした。
8月か9月に入れたかったのですが，全く空きが無いと言われ，４ヶ月も先の予約となりました。
胃の検診がポイントのようです。バリウム検査ならば早い検査が可能だが，胃カメラ診察だとずっと先になると。
毎年毎年バリウム検査では「胃全体慢性胃炎」との同じ診断が出続けていて，胃の形が悪い，慢性胃炎であることは確かの様です。ピロリ菌の除菌を機会に，胃カメラでの検診に切り替えることにしました。除菌をしてから丸１年後2017年8月に引き続きバリウム検査を受けましたが，従来と全く差は出ず「要経過観察」のままです。
これを漫然と繰り返していても意味が無い上，私の場合，胃カメラの検診の方がずっと楽なのです。
ドック受診では前日21時以降の飲食は禁止されますので，むろんクリスマス前夜の飲食は取りやめて，簡単な夕食をさっさと片付けて大人しく寝ました。
8:30からの予約です。受診者はいつもよりかなり少ない印象です。
毎年受けている最も簡易な半日ドックですが，今回は検査進行が早い早い。最初しばらくは待ちましたが，2つ目3つ目の検査あたりからは，受診者が待つのではなく前の検査が終わるのを検査員の方が待ち受けていて引き込んでくれました。そして何と10時すぎにトータル２時間弱で終了しました。かつては同じ内容でしっかり12時まで掛かっていました。医療機関では常識なのでしょうが，いつもは受診時間よりも待ち時間の方が遥かに長いわけです。胃カメラを飲んだ人は10時半まで飲食を控えてくださいとのことでしたので，受診後サービスで付いている食事の時間のほうを待ちました。
最後の医師の検診では，「少し炎症反応の数値が出ています，風邪でも引いていますか？」などと聞かれました。その時は気がつきませんでしたが，最後に受けた胃カメラの情報がまだ行って無かったのでしょう。胃カメラ検査の直後，逆流性食道炎を指摘されていたのでした。
問診票をチェックした看護師に，「胃の痛み」があるんですね？と聞かれて，脇腹あたりがチクチクする事があると訴えたら，「あ，それは胃痛とは違いますね」と胃痛は消されてしまいました。結果論としては，これは逆流性食道炎の自覚症状であったわけです。もし，胃カメラ受診ではなくてバリウム検査だったら，逆流性食道炎はわからずじまいでした。
当方の場合，食道からの胃の入り口（噴門）がもともと開いており，胃酸の逆流が起こりやすいとの事でした。ピロリ菌の除菌により胃の活動が高まったせいだと指摘されました。むろん，胃の活動が高まるのは悪いことではないわけですが，長年不活発な胃でバランスが取れていたのが，胃の活性化の反作用が出てしまったということなのでしょう。 確かに，胃がすっきりして食欲が上がったのと同期して，今まで感じた事のなかった脇腹の痛みが時々出るようになったと記憶します。
胃カメラで検診を受けると検査日がずっと先になる理由は，胃カメラ検査は医師が行う必要があり，検査日がずっと少ないためだとの事です。バリウム検査は直接医師ではなく放射線技師が行うため余裕があると。しかし，放射線技師だって資格が必要な職種であり，胃カメラでの受診希望者が多ければ胃カメラ専任の医師を置けばいい事なので，現在の人員配置がそうなっているというだけのことなのでしょう。
待ち時間も少なく楽だったので，次回以降もクリスマスの日をドックの日にしようかなと思った次第です。
それと，逆流性食道炎に関しては，なるべく寝る直前の飲食は避ける事と，上体を高めにして寝る事を心がけており，そのせいか自覚症状はあまり無いようです。
Enriqueさん
私は長い間逆流性食道炎だと思っていたら、心筋梗塞一歩手前の狭心症でした。胃カメラで逆流性と診断はされていたのですが。逆流性も少しはあるようですが、1日に数回胃をつかまれる様な苦しさは、冠状動脈が詰まっているために心臓が痙攣して起きたようです。動脈硬化が進んでいなければ大丈夫だとは思います。
by たこやきおやじ (2020-01-06 01:50)
たこやきおやじさん，
かなり大変な手術だったように記憶します。
胸の痛みは大変な病気の可能性もあるという事ですね。気を付けます。
それにしても，私の問診票でわき腹の痛みの症状を消させた看護師は，いったい何を考えているのか疑問です。
by Enrique (2020-01-06 13:46)