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Rêverie(夢想)〜タンスマン「ポーランド風組曲」から〜 [演奏]

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先日,タンスマンの「ポーランド風組曲」から,Kolysanka No.1 (Berceuse d' Orient)(コウィサンカ第1番,サブタイトルが「東洋の子守唄」)を演奏しました。

今回は第6曲の,Rêverie(夢想)を演奏しました。



前曲は,ベルセーズ(子守唄)でしたが,こちらはレヴリィ(夢想・空想)です。完全に夢の世界です。この曲も元々はポーランド風組曲に先立って作曲された組曲の中のカンツォネッタと同じ曲だそうです。やはりセゴビアの希望でポーランド風組曲に編入されたようです。

この曲を1曲だけ弾いても何ともなものですが,やはり組曲の中の一曲としては異彩を放ちます。先にRêverieを見てしまったせいで,もとの曲名がカンツォネッタというとイメージが変わる様な気がします。冒頭にlontanoと書いてあります。これは,発想記号にある言葉の様で,「遠く,こだまのように,かすかに」と言った意味です。

遠く見知らぬ世界に想いを馳せる様に演奏できたらと思いました。
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アヨアン・イゴカー

lontano、初めて見ました。
ターンが何回か入っていますが、それが遠くの物を夢見ているような印象でした。
by アヨアン・イゴカー (2019-04-07 13:09) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,
私もこの組曲に取り組むまで知りませんでした。
楽語にちゃんとあるようです。
タンスマンはあまり自分勝手な新規性というのは追わないようで,セゴビアの注文もあったのかもしれませんが,伝統の枠組みの中での新しさを追求している様に感じます。
by Enrique (2019-04-07 16:55) 

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