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メンタル面の改善(その4)~失敗を引きずる原因~ [メンタル]


前回触れた事ですが,かつての日本のスポーツ選手は,良い成績で期待されながらも,オリンピックなどの本番では実力発揮できず敗退ということが多かったように思いますが,最近の選手はわりあいのびのびと結果を残しているように感じます。

しかし,たまたま見たどこかのTVで,体操のオリンピック競技のレビューをしていて,団体戦で失敗したが,個人戦で金メダルをとった選手を,

「失敗にも動じない強い精神力」

と評していました。これが違うんだなー(しかしまだこれが多くの認識?)と思いました。あたかも,人並みはずれた精神力を身につけたかの様な表現です。

ふと思ったのでした。

失敗したら動じて引きずってしまいがちで,それが普通と思っていますが,我々はむしろ「そのように動じてしまうよう教育されてきたのではないか?」と。

多くの人間関係の中で,大失敗やらかしているのに,けろっと切り替えている人間がいたら,むしろ周りは引くでしょう。失敗してうなだれて,その後しばらくは謹慎するのが常識(人)的です。「失敗したら反省」と刷り込まれて来たのです。

失敗を引きずらないというのは,普通はなかなか出来ないことだから,「強い精神力」と評するのかも知れませんが,むしろ私含め,多くの失敗を引きずるタイプのほうが強くその様に躾けられて来たのだろうと思います。

一回失敗したら,何でまた失敗しなければならないのでしょうか?
失敗を教訓に成功すれば良いだけなのに!

しかし,普通は,自分で「またやっちゃうかも知れない」とか,「失敗したから慎重に」とか,「周りが『あいつ又失敗すると思っている』かも」とか,自分を何重にもネガティブに追い込んでしまうのです。知らず知らず自己規制をかけているのです。そのように教育され,そうすることが常識的なのに,スポーツその他のパフォーマンスの世界だけはけろっとした立ち直りを求めるというのは無理があったのだと思います(つづく)。


以下記事には関係ない写真です。子供が家の中にハロウィーンのステッカーを貼りまくっています。簡単にはがれるタイプなので,時期が終わったらはがして,また来年用です。
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カボチャのキャンディ入れも出していますが,残念ながら中身はあまり集まりません。
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