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フレット追加 [演奏]

ミーントーンの仮フレットでソルを弾いていましたが,kotenさんの予告通り(笑),フレットが不足してきましたので,追加しました。テキトーにやって間違うといけませんので,エクセルで計算した値をプリントアウトし,万全の体勢でのぞみます。
IMGP2322.JPG

丁寧にやったら,休日丸一日かかってしまいました。
IMGP2323.JPG

欲張って,Es型(C)とDis型(G)両方弾けるようにしました。1弦は19フレットまで生かしました。

それから,今まで張っていた高音弦,オーガスチン・インペリアルは音色は輝かしいのですが,ものすごく温度に敏感なので,ダダリオのハイテンションに張り替えました。低音弦はハナバッハの赤でしたが,これも一部張替えました。最近はなるべくローテンションで弾いているのですが,この楽器,昔から低いテンションでは手ごたえがありません。

さて,弾いた感じは?以前弾いたCarcassiの練習曲Op.60-7イ短調(Op.60-9としていました)を改めて弾いてみました。
さしてハイポジションは使わない曲ですが,遠慮なく弾けます。


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koten

おお、いつの間にか記事が!
So-netブログって「読んでいるブログ」欄の更新情報表示がすごく遅れるケースが多いので(今回もそうです&私のブログ更新情報もEnriqueさんのブログの欄に表示されてないです。)、古典調律関係の記事を書かれた場合は私のブログのコメント欄に「速攻」(笑)で宣伝していただけると嬉しいです。(Enriqueさん、御願いですからREIKOさんを見習ってください(爆))
 ともあれ、「設計図面」まで起こすとは流石はEnriqueさんですね(感心!)。 写真をみると1フレットと6フレットの(平均律フレットとの)位置が如何に違うかが分かって非常に面白いですよね。他のフレットも位置が違っていて、わずかな違いでも響きが全く変わってしまうところが正に「技術の世界」ですよね。
 フレット位置変更作業は、大変&時間がかかるけれども「苦労のしがいのある」結果が得られたと感じられたのではないでしょうか? (ぼそぼそ・・あれ、コメント欄でも良いから叫んで欲しいですよ(爆))
音程につき、若干?の音も有りますが、殆どの音は「自然な音程」と感じられます。とても良いです!
 オーガスチン・インペリアル(って紫のやつですよね?)が「ものすごく温度に敏感」というのは初めて知りました。古典音律だとハイテンションでなくても十分に満足感が得られるので、小生の場合、専らローテンションの弦ばかり張ってますね。発表会のときは少し奮発して(?)ノーマルテンションくらいにしてますが。

 さて、次の予言(笑)は、「Enriqueさんは家中のギターを全部古典音律化したくなる」ってところでしょうか(笑)。
by koten (2011-02-28 15:18) 

Enrique

kotenさん,nice&コメントありがとうございます。
先週仕事が忙しくて平日記事を更新できず,久々の週末はフレット取り付け作業で疲労困憊し,2,3曲録音して記事をアップ(書き始めの時間で,実際にアップしたのは深夜でした),翌日の記事は自動更新にして寝てしまいた。
フレッティングですが,実際はインハーモ二シティ(と押えによるピッチ上昇?)を考慮してわずかにずらす(下げる)ようですね。もとの楽器のフレッティングも平均律とわずかにはずれているようでした。
ローテンションの方がインハーモニシティも少なくていいのでしょうが,
この楽器,それでは鳴りが悪く全然手ごたえがないので仕方なくハイテンションを張っています。古典音律にそぐわないですよね。
オーガスチンの紫のはリーガルですね。リーガルも温度に敏感ですが,私が張っていたインペリアルは,以前試しに買ってみた金(袋の色)で弦にはあずき色のような色がついていました。これの高音弦はまるで温度センサーで,隣の部屋から人が来てふっとひんやりしただけで音が下がりました。今のところ私が欲しい弦は,音色よりも,まず音程と安定性ですね。サバレスのアリアンスもまた試してみようかなと思います。あれ比重が高くて細く出来少しガット弦に近いのですが,かたくてカサカサしてスラーが汚くなるのが欠点ですが,古典曲ではあまりスラーを掛けませんしね。
うーん,近現代もの弾くのに12ETも多くの中の一音律として1本くらいあってもいいのかも知れません。アンサンブルやるにしても1/6か1/8音律くらいで十分いけそうなら,たしかに要らないのかも知れませんね。。。。。。。。
by Enrique (2011-02-28 17:20) 

REIKO

Enriqueさんも、だんだんハマってきましたね♪(笑)
ギターのフレットの写真、見てるだけでも音楽的なリズムを感じて、美しい感じがします。
「え!?何だろ、あの人の弾いてるギター!?」って、注目されそうですね。
技術的に余裕がある曲なら、このようにミーントーン用のフレットを追加しても、すぐに弾けるものなんですか?
もしそうなら、フレット付けた者勝ち!ですね。

by REIKO (2011-03-01 00:48) 

Enrique

REIKOさん,コメントありがとうございます。
鍵盤よりは若干技術的制約は出ると思いますが,古典曲だと大概大丈夫,というか,それをデモしている訳(爆)ですので。。。その代り,シャープとフラットの弾き分け!が出来るのですよ。
古楽ブームで,当時の楽器(19世紀ギター)がもてはやされた時期もありましたが,現在下火です。楽器だけがオリジナルでフレッティングは平均律だったので,モノメズラシサ(モダンギターの音を古楽風にした)だけだったせいでしょう。言わば「仏作って魂入れず」でした。仏でなくても魂が入っていればOKという作戦ですね。
ギターでは見た目目立つのも良し悪しし?!ですが。
by Enrique (2011-03-01 09:29) 

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