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ギターと他の趣味と(4) [雑感]

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4年前自宅をリフォームした際,家財の一時的な物置を兼ねて,庭に茶室風建物「茗荷亭」を築造した。
これは,井戸掘りよりも大きなプロジェクトだった。とは言っても,一人でやるのだから,時間の取れるときに作業するのみだが,上棟は少し人(といってもしろうと)を頼まなくてはならず,屋根の仕上げまでが少し時間との戦いだった。3月に設計,4月から材料の刻みを始め,7/24に上棟した。当日は朝無かった建物が,夕方忽然と姿を現したので,お向かいのおばサマが,ポカンとして固まって眺めていたのが印象的だった。(通常の建物ならば基礎作りとかで,前触れがあるからだろう。)夏のうちに屋根を仕上げた。1度目の9月のポーランド出張にも合わせる必要があった。(私が出張中などに限って台風などが来ると妻が言う。ツイているのかたまたまなのか,いた土地を離れたあと,そこで大地震があったり,大水害があったりする。アメリカの地もカトリーナに襲われた)。内外装仕上がり,人が住める位の状態までは2年ほどかかっただろうか。
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図面(大したものではないが)や写真が無くなりそうなので,建築記を専用のホームページにでもまとめておけばいいとは思っているが,写真がフィルムだったりすると,ついおっくうになり,ほうってある。この建物については,絶賛してくれる方もいるが,工法などに興味のない人は,ただのバラック小屋だと思っているようである。その最右翼は妻で,「物置小屋」としか言わない。「茗荷亭」もしくは「離れ」と呼称するよう指導しているが,決して従わない。

材料はヒノキの間伐材を柱に梁や桁に杉の安価な材料を使っているが,工法は本格的である。ツーバイフォーならば遥かに楽なのだが,自宅が和風なのと,木を大事に扱いたかったので,伝統工法を用いた。通常の家屋に使われる軸組み工法を更にさかのぼっている。基礎は作らず土台を置かず,直接束石の上に柱を立てる「柱立て」にし,梁と桁は「折置き組み」で組んだ。主要構造部分には金物は一切使わない。筋交いも用いず,十分な”なり”の丈夫な貫を用いる。
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このような工法は建築基準法には適合しないので,床面積は確認申請不要な9.9平米とした。もっとも,確認申請しても茶室など特殊な建物には許されるようではあるが。(つづく)

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