指の回復状況(リハビリ開始) [演奏技術]
大げさなタイトルで,困難なリハビリにがんばっている人には申し訳ないが,当方左指のささやかなリハビリ記録としてお許し願いたい。
角質部は液体ばんそうこうでカバー出来,これが左手の痛みには救世主だったわけだが,弦にあたって痛くないよう,厚塗りをすると,今度はかちかちで,指先がヘルメットをかぶったような状態になって,つるんつるん滑る。そこで通常のばんそうこうを併用することにした。貼り方を工夫し,弦に引っ掛かりそうな部分はカットするなどで,まあまあ痛くなく弾けるようになったが,やはり本格的な練習にはならない。
この連休は温泉に泊りがけの用件があり,いずれ弾かないし,温泉でゆっくり(もしてられないが)療養しようと,ばんそうこう類は全てはずした。角質層は厚くなってきており,まわりに及んでいた薄皮の剥けもほぼとれ,外観上は全快状態である。しかしである,きずの中心部だったところが突起物にあたると,これがツーンと指全体がしびれるほど痛い。これでは,生指(絆創膏類の保護なし)による演奏はままならない。実際に弾いてみる。ちょうど弦にあたる部分が患部なので,そこにジャストミートしてしまうと,すこぶる痛い。傷は治っている訳なので,この痛みは,傷が再生した部分の知覚過敏なのだろうと理解し,保護すると却って回復が遅れるかなと考え,ここは心を鬼にして,生指でリハビリに励むことにする。
リハビリと言っても以前弾いた曲を弾くだけであるが,1指,3指にくらべ指先が少しいびつになり,しこりがある。やはり痛いので,そーと押さえているが,2指による上昇下降スラーはいけない。トリルは最悪である。2の指によるトリルが痛くなくなったら,とりあえず,けがの面でのリハビリは完了だろう。
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