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無くて七癖 [雑感]

あって四十八癖と言うのだそうである。「親しい」を,どうしても「ひたしい」と打ってしまい,変換候補が現れず,イライラすることがある。ほかにも,何回やっても間違うくせがある。しょっちゅう出てこれば直るのだろうが,微妙なタイミングであらわれるから,これがなかなか矯正できない。

ギターにおいて,なぜかCのコードに相当する部分で忘れることが多い。ひょっとしたら,深層心理的に安心する?のか。技術的にも,左手を残しておけば何でもないところを,離してしまってミスるとか,その逆とか,いくつか気のつくことはある。それも何回もの失敗の末,やっと気づいていることであり,気のついていない七癖も多いのだろう。

ギターに限らず,プロの演奏家の方でも,やや不自然に力の入ったように見える人がいる。「もうちょっとムダな動きをなくせば良いのに」,と思う事もある。本人は納得づくでそうしているのだろうから,大きなお世話かもしれない。妻に聞いてみても,そう思うと言う。

ムダな力を抜くのは重要だが,それが却ってストレスになっては元も子もない。それは手段であって目的ではない。だから抜けきらなくても仕方あるまい。ましてや当人には意味のある硬直かもしれない。一般に変な癖は,人間が無意識にやる緊張を取るための必要悪の行動らしい。だから,あまり致命的でない癖は無理にとらず,七癖くらいを残しておいたほうがよいのかもしれない。

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