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耳コピ [演奏技術]

最近はトンとご無沙汰しているが,たまに必要に迫られて編曲の真似事をやった。
最も得意(?)とするのは,音の少なそうなピアノ曲などからのギターへの編曲である。これは,アレンジとは言わず,トランスクリプション(書き換え)である。クラシックでは編曲の多くはこれだろうが,ラヴェル編「展覧会の絵」のようなオーケストレーションを伴うようなものはアレンジだろう。

弾きたい曲あるいはギターで伴奏などを頼まれたが,楽譜が無い場合どうするか?俗にいう耳コピである,聴いた音を譜面化する作業を行う。譜面化しなくてそのまま演奏して暗譜してしまうという器用な人もいる。別の楽器からの聞き取りの場合,トランスクリプション作業も同時に行われよう。

いわば聴音・書き取り(Music Dictation)である。私はあまり得意でない。やむを得ず行うときでも何回くらい聴くだろうか?かなり時間の掛かる作業だ。すぐに音を覚えてしまう人もいるようだが,私にとっては大変な作業だ。しかし,楽譜からスタートする普通の曲でも,一旦暗譜し,自分の演奏からまた楽譜に還元できれば,暗譜は完璧なわけだから,耳コピは必ずしも非常手段だけではなく,暗譜や演奏の質を上げる上でも有益であると想像される。

なお,譜面化の作業自体は,ある程度ソフトウェアで出来るようである。 Finaleでもできるが,やっとこさ画像からの譜面化が出来るようになったレベル(これも手直しが大変)なので,マイク入力の採譜は当分先だろうし,上の目的の訓練にはならない。

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Paco de Lucia by der_makabere with CC License Attribution


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