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蝶と蛾 [雑感]

こんなタイトルだが,クラシカル・ギターをはなれた訳ではない。

KUROHI~1.JPG蝶と蛾の違いは何であろうか?小学生の頃読んだものには,触角の形(蝶はこん棒型だが,蛾はいわゆる蛾眉型ととんがり型),昼夜活動時間,羽の広げ方,等々あった。異説では,女性が好むか嫌うか,というのもある。この説の理由には,かつて北杜夫氏が著書で触れていた。しかし,私の母や祖母などは,蛾のことを「ちょうちょ」と呼んでいたし,独仏方面でも区別は無いようだ。一方英語では「セセリチョウ」は,バタフライでもモスでもなく,スキッパーという。古今東西あちこちで別け方は混乱している。

少なくとも,日本にいる蝶と蛾は分類学上は明確に区別されている。
両者に共通の鱗翅目という分類の下のいくつかの科に属するものを蝶と言い,それ以外のものを蛾と呼ぶのだそうだ。しかし,小学生の頃から今まで,時々科の分類の仕方が変わっていて驚く。かつて独立した科だったジャノメチョウ科,マダラチョウ科やテングチョウ科はタテハチョウ科の,ウラギンシジミ科はシジミチョウ科の亜科といった具合におさまっている。ウラギンシジミ科は,見た目の直感ではタテハチョウ科に入ると思うが,そうはなっていない。最近ではDNAか何かで調べているのだろう。脱線してしまった。

蛾は蝶よりも遥かに種類が多く多様であるから,分類はさらに混乱しているのではないだろうか。「明確な区別は無い」と書いている本も見た事がある。自然物の昆虫でさえ分類が難しいのだから,以前触れた,プロとアマの違いもそうではないかなというのが結論である。むろん,どちらが蝶でどちらが蛾だと言っているわけではない。

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