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ギター作曲家のピアノ曲など(4) [雑感]

このタイトルで書き出し,何人か書けると思ったが,近現代ではむしろ大勢いて,その選択に迷う。
第三世界(今はそういう言い方はしないのかも知れない)の大作曲家としてのビラ=ロボスやポンセ,ポーランドのタンスマン,イタリアのテデスコ,もちろんスペインのロドリーゴらがいる。あえて無理に書かず,「重要な作曲家を抜かしていたらごめんなさい」のスタンスで通す。

MompouPiano.jpgそこで,モンポウである。
トゥリーナ同様ギター曲は少なく,むしろピアノ作曲家としてとみに著名である。だからこのシリーズも,すでに,「ピアノ作曲家のギター曲」と改題しないといけないのだが,行きがかり上ご容赦を。日本では,熊本マリさんの演奏による紹介が大きい。
ピアノ曲もギター曲同様,サラベールから出版されている。「ショパンの主題による変奏」では有名なショパンのプレリュード7番(太田胃酸のあれ)が,モンポウ色に染まって行く様が面白い。「歌と踊り」の終盤13番はギター独奏曲である。YouTubeでもかなりの曲を視聴することが出来る。

極限まで切り詰めた音でつづられるせいか,ピアノの書法がギター曲と殆ど変わらない。
「歌と踊り」にはギターで有名な「アメリアの遺言」のモンポウ編とも言えるものが含まれるが,リョベート編のギターとあまり差が感じられない。スペイン音楽がギターに基礎を置いていると言ってしまうと,余りに乱暴だろうか?
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