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指標曲を持つ重要性 [メンタル]

たしか以前,同じような記事*を書いていたと思います。

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気がつけば,今練習している曲のみ弾いていました。

これが良くないと以前記事にも書いた通りですが,ぜんぜん戒めになっていません。


今回の反省点としては,ストレス下で右手が動かなくなる事でした。
これは結構キビシイものがあります。

当方の場合は,左手は何とか無理矢理でも動かせても,右手がバカになって動かないという現象が時々起こります。


細かいアルペジオとか,平時は何でもなくても,緊張するとまるで弦を捉えられなく事が起こります。恐らく肩の筋肉がこわばって,右手指の運動を阻害しているのだと思います。

こういう時は,「タッチを深めにして弦をしっかり掴む事で回復を待つ」というのを心がけています。


いくら「こう弾きたい」という意欲は強くても,手がいう事をきかなければ,麻痺した手に付き合うしか無くなってしまいます。その防止には,やはり普段の基礎練が重要です。何事もなく余裕を持ってそういう動作ができる様に,練習曲なり技術課題なりを準備しておいて,「これが出来れば大丈夫」という指標曲を持っておけば,メンタル面での自信にもつながるでしょう。


今回事後の試しに「ヴィラ=ロボス・練習曲第1番」を弾いてみると,やはりウソの様に動きません。ステージでのパフォーマンス低下もこれだったと悟った次第です。少なくとも,演奏曲の中にあるポイントとなる基礎練(スケールでもアルペジオでも)は欠かせないものだったと,今更ながら感じています。


*何と10年前のことでした。
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