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Stage Fright [雑感]

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27日(土)朝のNHK-FMの番組,ピーター・バラカンの「ウィークエンドサンシャイン」では,The Bandの”Stage Fright”というアルバムを紹介していました。

50周年の記念版が出たのだそうです。
The Bandは昔のアメリカのグループだという名前だけで曲に関しては全く知りませんでした。50年前というと日本では「グループサウンズ」全盛のころ*でした。それが割と好きだった少年には,これはムリだっただろうなと今頃思います。逆に今聞いて古臭さをまるで感じさせないサウンドです。

実はここでThe Bandの音楽を語るものではありません。

アルバム名の”Stage Fright”に反応してしまいました。
”Stage Fright”は直訳すると,「舞台負け」,「あがり」です。当ブログ初期は,これに集中して記事を書いていました**。

日本語の上がる,というのとFrightの飛ぶというのも一致していて,洋の東西を問わず,あるものだなと思った次第です。敢えて分析の再開はしませんが,超一流プロの方でもそれはある様です。むしろ,真意はよく分かりませんが,「シロートが上がるなんてけしからん」という捉え方もあるようです。

かつて,ジョンに「座ってすぐ弾くのはなぜ」と聞いたところ,「自分に上がる時間を与えないため」との事だったようです。その様な時間の使い方を含め,演奏家に限らずスポーツ選手などでも,重要なプレイ前に何か特定の動作をすることも少なくありません。それが一種のクリシュの様になっているのでしょう。当方,自分なりに試してみているものはありますが,試行回数が少ないこともあり,クリシュ的にまで昇華しているものはありません。

さて,The Bandの"Stage Fright"は,ステージでのライブ録音を現代の技術でリミックス・リマスターしたアルバムの様です。
Stage Fright [2CD]

Stage Fright [2CD]

  • アーティスト: The Band
  • 出版社/メーカー: Capitol/Ume
  • 発売日: 2021/02/12
  • メディア: CD

*きっかり50年前はもう下火になっていた頃。
**例えばこの記事
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コメント 2

Cecilia

Enriqueさんの過去記事を拝見させていただいています。
非常に興味深い内容でした。
あがらずリラックスできると良いのですが・・・永遠の課題ですね。
by Cecilia (2021-03-05 17:52) 

Enrique

Ceciliaさん,過去記事に関しては自分で読み返してみても,それなりに考えていたのだなと思います。それだけ切実だったということでしょう。まあ現在でもそれほど改善されているとも言えないのですが。
by Enrique (2021-03-06 06:37) 

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