あがりの克服について（１０）

最後に，ブログ「アメリカで開始したクラシックギター」で紹介されていた，デヴィッド・ライスナーの「あがりの克服のための６つの黄金率」の原文をネット上で見つけたので，ここで紹介する。
結構長文だが，原文の要約部分を抜き出すと以下のようになる。

6つの黄金律の要約
（１）あなたはベストを尽くして練習をしました。 あなたの仕事の殆どをしてくれる自動操縦装置（Automatic Pilot）を信じます。注）Automatic Pilotとは練習した曲を暗譜で弾けることを言っている。
（２）何が起こっているか，起こるかを判断してはなりません。 非口頭な動機と観測だけです。注）ポジティブであれネガティブであれ，自然な肉体的動作を阻害するので言語的自己判断はいけないと言う。意思を実行に移すのみと。
（３）あなたの知覚が不正確になるので，あなたの演奏に対するどんな聴衆の反応も気にしません。 自分自身だけのことを考えてください。注）聴衆の反応を誤解した経験を言っているので，このような意味であろう。
（４）音楽にあり，瞬間にあります。聴衆にあるのではなく，ステージ上にあります。受信モードではなく，与えるモードです。注）聴衆から演奏を評価されているのでなく，演奏を与えているのだというイメージだと思う。
（５）あなたの演奏の1つの局面を演奏時思い出せる最優先であるものに選び抜きます。注）沢山の課題の注意は演奏中無理なので，１つか２つの注意点に集中することを言っている。
（６）楽しみましょう! 音楽に関する感情を存在させましょう。 音楽に関する興奮を存在させましょう。

私自身ぴんと来ないところもあるが，本番ステージに上がる前の心得として参考まで。ぴんと来ない部分があるのは，読解の問題と，私自身まだ克服出来ているとは言いがたい状況であるからであろう。

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