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Science Encyclopediaを見る〜その1〜 [科学と技術一般]

"Science Encyclopedia",科学百科事典です。

かつてアメリカ勤務中,子供たちに与えた英語版の科学事典ですが,大人の方が真面目に見ていました。
アマゾンで今も販売中でした。

Science Encyclopedia

Science Encyclopedia

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: ハードカバー

前回の記事で,REIKOさんから以下のようなコメントをいただきました。
まだCDなんて無い時代、音楽好きの人なら毎日のようにお世話になっている仕組みだったわけです。
学校の授業で、先生が一言そう教えてくれれば随分違ったのになあ…と今でも思います。


このコメントを読んで,「そういえば」とこのScience Encyclopediaを思い出しました。
人間,好きなことに関わるお話なら,多少難しい内容でも,良く聞けます。しかし,興味ない内容ですと,如何に初歩的な話でも,これが全くいただけません。REIKOさんが取り上げた電磁誘導現象は,電磁気現象の基礎的なものですが,この現象を発見されたときは特に応用を考えていたわけではないでしょう。むろん応用は,多くの場合科学的原理の発見の後にやって来ます。しかし,以後学ぶ人たちには,最初の発見の科学的基礎だけではなく,応用面も教えてもバチは当たらないだろうと思います。その意味で,この百科事典では,応用面や興味を惹かせる記事満載です。
About waves.jpeg
どのページも見開きで様々な科学項目を説明していますが,今回は"About Waves"の紹介です(画像クリックで拡大します)。
波動の基本的な考え方を紹介しています。ここでは応用というよりも,発生要因と波長などの基礎事項の紹介,音と光の類似性と相違について解説,数学的に電磁波を導き出したMaxwellの紹介,動物が利用(応用?)している音と光について書かれています(つづく)。
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たこやきおやじ

Enriqueさん

「波」と言えば、高校時代「ドップラー効果」を習いましたが、その時は救急車のサイレンの音の音程が変わる現象が、なぜ重要なのかは想像もできませんでした。後に宇宙が膨らんでいるということが光(電磁波)のドップラー効果によって説明されていることを知って驚いたことがあります。(^^;

by たこやきおやじ (2020-12-20 11:33) 

Enrique

たこやきおやじさん,
光の場合は,光速度一定の原則がありますので,音の場合とは少々異なりますが,ドップラー効果自体は発生していて,それが遠くの星ほど赤方偏移していると言う膨張宇宙論の根拠になりました。
光のドップラー効果は現在では,流れの測定などに応用されています。レーザードップラー測定器を借用して弦の振動の測定を行ったこともあります。
by Enrique (2020-12-20 19:23) 

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