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Science Encyclopediaを見る〜その2〜 [科学と技術一般]

"Science Encyclopediaを見る"の第2回目です。

特に順番は決めていませんが,音楽に関係しそうなところで,かつ,たこやきおやじさんからのコメントにもありました「ドップラー効果」について触れている記事,"Sound waves" を取り上げました。

Science Encyclopedia

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  • メディア: ハードカバー


最初の説明(の翻訳)は,以下の通りです。

SOUND WAVEは,何かが動くことからスタートします。 何かとは,固体,液体,気体など,あらゆる物質の状態でありえます。 通常,それは固体です。 対象物は前後に移動したり,振動したりします。 それは周囲の物質の粒子を押したり引き寄せたりします。これはどんな物質でも状態でもかまいませんが,通常は空気です。移動する対象物は,空気の分子を互いに近づけて押しつぶし,次にそれらをさらに引き離します。これらの分子は隣の分子を押してから引っ張り,そしてこれらは同じことをしながら,エネルギーの波を渡します。つまり,音波は,空気中に波打つ一連の目に見えない押しつぶしと伸びなのです。
About waves.jpeg
音波は主に空気中の粗密波(縦波)だということを,子供にもわかる表現で記述しています(無論うるさいことを言えば,固体中の波では横波も発生します。)(クリックで拡大します)。

ドップラー効果についても,一目でわかるようなイラストが描かれています(つづく)。
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たこやきおやじ

Enriqueさん

ざっと読んでみましたが、日本語の疎密波に相当する英語を使わずに空気の動きを原子、分子の動きで説明しているのは素晴らしいですね。疎密波という言葉は音波の一面しか表していないことが、この説明で良く分かります。日本の中学校当たりの教科書に是非載せるべき内容だと思います。そうすれば、高校物理の「波」関係の学習がもっと理解しやすくなると思います。さらに、大学で私の様な可山優三の学生が少しは減るのではと思いました。(^^;


by たこやきおやじ (2020-12-22 12:35) 

Enrique

たこやきおやじさん,
あちらの本はよく出来ていると思います。
アメリカではいわゆるスプートニク・ショックで,子供の科学教育に力を入れました。第一線の研究者に教科書などを書かせました。
こちらの百科も,平易な説明に加えイラストがよく出来ていて,一目でイメージが湧くようになっています。
日本の教科書も,ひところに比べればかなり工夫されてはいるようですが。。。
by Enrique (2020-12-22 14:13) 

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