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Science Encyclopediaを見る〜その3〜 [科学と技術一般]

"Science Encyclopediaを見る"の第3回目です。

サイエンスやテクノロジーの話が満載なのですが,やはり音楽に関係しそうなところで,音に関する話題,"High and low sounds" を取り上げます。

Science Encyclopedia

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最初の説明(の翻訳)は,以下の通りです。

高音と低音 音のピッチとは,それがどれだけ低いか高いかを意味します。 音楽バンドでは,バスドラムの深いブームは低音で,トライアングルの甲高い音は高音です。 ピッチは,音源が1秒間に何回前後に移動するかまたは振動するかによって異なります。これは毎秒いくつの音波が生成されるかという頻度―周波数と同じことです。 波の周波数は,ヘルツ,Hzと呼ばれる単位で測定されます。 たとえば、ピアノの鍵盤の中央Cの音は,261Hzの周波数を持っています。周波数が高いほど波が短くなるため,周波数は波長に関係します。中央C音の波の長さは49.6インチ(126 cm)です。

音の高低やそれを表す周波数[Hz],ピアノの鍵盤の中央Cの音は261Hzだということ,その空気中での波長は126cmだとしています。(これはセ氏0度で音速330m/sとしての計算のようです。音速度は温度上昇で増加するため,常温で音速を340m/sとすれば,波長はやや伸びて130cmほどになります。)(クリックで拡大します)。

その他,人間と他の動物が聴こえる周波数の範囲や騒音などについても触れられています(つづく)。
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たこやきおやじ

Enriqueさん

音速は、日本の理科年表などでも摂氏0度、1気圧の値が載っています。
気体の体積も標準状態は摂氏0度、1気圧を基準としています。子供向けだからと言って中途半端に「常温」での音速を示さないのが良いですね。次のステップとして、Enriqueさんが補足されているように、常温では音速はどうなるかの学習ができますね。感心しました。(^^;


by たこやきおやじ (2020-12-25 10:58) 

Enrique

たこやきおやじさん,
音速は温度の他,湿度でも変わる様です。気圧ではあまり変わらないそうです。弦楽器では弦の固有振動でピッチを出しますので,弦の伸縮が問題になりますが,管楽器などでは気柱共鳴を使いますので音速変化によるピッチ変動は切実です。
音速の変動は面倒なので,細部にこだわらず摂氏0度での値を使ったのでしょう。
by Enrique (2020-12-26 09:01) 

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