須田祥子さんのヴィオラと

須田祥子さんと言う方，知りませんでしたが，3月4日放送のきらクラ!水戸での公開収録版に登場され，面白い方だなと思いました。

ヴァイオリンからヴィオラへの転向話やら，
「ヴィオラの派生楽器のヴァイオリン」
ヴァイオリンはヴィオリーノで小さなヴィオラだと。

決めつけは良くないですが，最初からヴィオラをやった方というのは少なくて，大概はヴァイオリンからの方が多い様な気がしますが，如何でしょう？

撥弦楽器のギターですら大昔はヴィオラと呼ばれました。ちなみにポルトガル語では今だにクラシックギターはヴィオラと呼ばれているそうです。
最初は弦楽器の事じたいをヴィオラと呼んだわけですから，そのネーミングをずっと引き継ぐ現在のヴィオラは弦楽器のご本家というわけです。

放送ではピアソラのオリジナル曲，２つの小品，TanguangoとNocheが演奏されました。

演奏前に，「この曲をヴァイオリンで弾いている例がある」と須田さん。
ヴィオラでヴァイオリンやチェロの曲を編曲でやることは多いが逆は希と。
大変よく分かるお話でした。

ギターでも言える気持ちだからです。
ピアノ曲をギターに編曲して演奏するのはよくある事ですし，ヴァイオリンやチェロから編曲する事も多々ありますが，ギター・オリジナル曲が他楽器で演奏されると言う事はかなり少ない事です。そう言う例があると，人に言いたくなります。

これまた決めつけ的，過剰一般化というやつかもしれませんが，マイナーな楽器の方には，個性的な方が多い様な気がします。

それにしても，この番組何か聞いた事があるような気がして来ました。
普段だと，月曜朝のきらクラ！は前日日曜午後の放送の再放送なわけですが，3月1日(金）～3日（日）までFM放送開始50周年記念の特別番組をやった都合で前日の本放送が無かったため，半年以上前の昨年6月10日（日）放送分が再放送されたわけです。

番組の中で須田祥子さんが，おっしゃってたYouTubeの動画って，ひょっとしてこれかな？
ピアソラの2つの小品のうちの，Tanguangoをクレーメルとアルゲリッチが快（怪）演しています。