レガートに演奏する [演奏技術]
英語で「レガートに演奏する」と言うのはなんと言うのだ?
と妻に聞かれました。
「レガートはレガートだろう。」と何時もになく素っ気ない私の返答に,妻は納得しません。
レガートはイタリア語だろうと言うわけです。
スタッカートでなく音を続けてと。
「その辺を英語で言えば?」
「そんなことスラスラ言えるなら苦労は無い!」
と言う訳です。
音楽用語はイタリア語が多く,そのまんまでやっているところも多くあります。
noteとnoteの間を繋げてsmoothlyに演奏なんて言ってたらめんどくさくて仕様がありません。レガートと言ってしまえば済むわけです。
スラーというのもスタッカートでない奏法ですので,レガートと同様の意味に使える場合もあるでしょうが,これは楽器にもよります。特にギターではスラーというと主に奏法スラー(ハンマリングとプリング)のことを指すことになってしまいます。
イタリア語のlegatoの英語への直訳はboundの様ですが,boundには余り滑らかに演奏するという意味は無さそうです。敢えて拾い上げれば,bindの過去分詞形かそれが形容詞化した意味で,結びつけられたという事でしょうか。「結びつけて〜」などという副詞形などなさそうです。ちなみにboundaryは境界ですから,どんどん意味がずれて行きます。
話は違いますが,ギターかき鳴らしを意味するRasgueado(西語)を,英語に直訳すると,rakedですから,熊手で落ち葉などを掻く事になり,なるほどとは思う訳ですが,英語圏であっても,ギターの奏法としてはRasgueadoと言わないと通じないでしょう。
legato奏法も,Rasgueado奏法も私の苦手なものです。
と妻に聞かれました。
「レガートはレガートだろう。」と何時もになく素っ気ない私の返答に,妻は納得しません。
レガートはイタリア語だろうと言うわけです。
スタッカートでなく音を続けてと。
「その辺を英語で言えば?」
「そんなことスラスラ言えるなら苦労は無い!」
と言う訳です。
音楽用語はイタリア語が多く,そのまんまでやっているところも多くあります。
noteとnoteの間を繋げてsmoothlyに演奏なんて言ってたらめんどくさくて仕様がありません。レガートと言ってしまえば済むわけです。
スラーというのもスタッカートでない奏法ですので,レガートと同様の意味に使える場合もあるでしょうが,これは楽器にもよります。特にギターではスラーというと主に奏法スラー(ハンマリングとプリング)のことを指すことになってしまいます。
イタリア語のlegatoの英語への直訳はboundの様ですが,boundには余り滑らかに演奏するという意味は無さそうです。敢えて拾い上げれば,bindの過去分詞形かそれが形容詞化した意味で,結びつけられたという事でしょうか。「結びつけて〜」などという副詞形などなさそうです。ちなみにboundaryは境界ですから,どんどん意味がずれて行きます。
話は違いますが,ギターかき鳴らしを意味するRasgueado(西語)を,英語に直訳すると,rakedですから,熊手で落ち葉などを掻く事になり,なるほどとは思う訳ですが,英語圏であっても,ギターの奏法としてはRasgueadoと言わないと通じないでしょう。
legato奏法も,Rasgueado奏法も私の苦手なものです。
ピアノ再開後は、英語圏のピアノ楽譜をたくさん買っていますが、解説等を読むと、レガートもスタッカートも楽語として、イタリア語がそのまま使われています。
ですからEnriqueさんの返答で正解ですね。
ただし発音は、ピアノ奏法の動画などで聞くと、「レガートー」「スタッカートー」のように、語尾の母音を(日本人より)伸ばしがちに言うようです。
少なくとも「楽譜を演奏する」ジャンルでは、日本で学ぶようなイタリア語の楽語が、そのまま英語圏でも使われています。
新作のピアノ曲でも、イタリア語の楽語で間に合うことなら、それが使われていますね。
それ以外の場合のみ、英語で何か書いてあるという感じです。
by REIKO (2019-03-03 19:27)
REIKOさんに確認してもらって安心しました。
legatoの発音は語尾にoが付いていますから英語圏では伸ばすのでしょうね。
どの語での楽語は大概そのまま使うのでしょうが,ちなみに中国語でレガート/スタッカートは連奏/断奏と言う様ですね。
翻訳しすぎると却って大変と言うことも,特定分野ではありそうです。
by Enrique (2019-03-04 07:19)