SSブログ

演奏のメンタルとフィジカルと [演奏技術]

Enrique.png
メンタル面での改善には中々難しいものがありますので,せめては弾きやすい肉体状態に持って行くのが肝要でしょう。

メンタル面で緊張 ⇒ 肩などに力が入る ⇒ 弾けない(益々緊張)⏎

不随意に力が入る。屈みこむ。息も絶え絶え。といった症状に見舞われます。

こういうループから如何に抜け出すかです。

骨盤位置に気をつけることを指摘され,これでかなり改善されるようです。
呼吸も腹式呼吸でラクになる等の大きな改善効果があるようです。

メンタルをコントロールするのはなかなか難しいですから,骨盤位置というはっきり分かるフィジカル面に気をつけるというのはかなり効果があるようです。今回の発表会の演奏も(大きく乱れる)いつもよりも随分良かったと評価されました。

もちろんこれは事前の練習時から気をつけていて,あたりまえの無意識状態に持ち込めれば良いのだと思います。気をつけ出してまだ日が浅いですが,腰痛対策にもなる様です。

かつての演奏姿勢を思い出してみますと,ギターを抱え込み,息を詰め,練習時はなんとか弾けていても(練習時も息が苦しかった?)。何も考えずに弾いていた頃はそれでもなかったのが,

バッハなどの難しい曲をやり出す ⇒ ステージで失敗 ⇒ 益々頑張る ⏎

となっていた様です。行き詰まった時は何らかの環境を変えてみるのも必要なのだろうと思います。

メンタル面での対策も必要でしょう。これは人により異なるかもしれません。
ふと思ったのが,理屈で自分に言い聞かせることです。根拠の乏しい頑張りの掛け声は自分には響きません。はっきりとした理屈で漠とした不安を払拭することです。

指導者の前ではOK ⇒ 指導者よりも上手い人が会場にいるはずない ⇒ ムダな緊張の必要は無い.

「上がる・緊張するなどというのはおこがましい。」という話を聞いたことがあります。理解できませんでしたが,おそらく,実力以上のものを出そうとしているのがけしからんということなのでしょう。「いやいや自分は実力の何分の一も弾けないんだ。」という人が多いと思いますし,当方もそうなのですが,実力以上のものを出そうとする結果,実力の何分の一になってしまっているのが現状なのでしょう。実力以上は当然ムリな事ですが,ぴったり実力で弾けるなんてこともほぼ無いわけですから,実力の何割程度で妥協するかでしょう。
nice!(10)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

nice! 10

コメント 4

たこやきおやじ

Enriqueさん

ひょっとして、こんな事を書かれているということは、発表会で上手く弾けなかったのでしょうか。(^^;
私は学生時代から、約20年位前までは人前で何度も弾いたことがありますが、何時も「上がって」しまって上手く弾けた試がありません。私としては「上がって」しまうのは自分自身の「自信の無さ」だと思っています。完璧に弾けるという自信がないと私は上がってしまいます。しかし、普通のアマチュアには「完璧」などあり得ないのですから、もうどうしようもありません。(^^;
by たこやきおやじ (2018-11-15 22:36) 

Enrique

たこやきおやじさん,ご心配おかけします。今回はそこそこ弾けたので,その総括です。結構な回数弾いていますが,私も練習の半分の演奏もできないことが殆どでした。特に家族は上手く言った演奏を何遍も聴いて本番も聴くので,「何だあの様は」といつも散々な評価です。むしろ一般聴衆は上手くても下手でも一期一会でそれなりに聴いているものですが。
プロ並みの演奏を目指してはアマの演奏はありえなくなってしまいますので,その人なりの演奏が出来れば良いのだろうと思っています。
今回は練習の4割程度かなと思っておりましたら,6,7割程度はいけていたようです。
完璧に見える演奏をするプロでも,実力はもっと遥かに上手いのではと思います。
by Enrique (2018-11-16 06:22) 

Yoko

先日、演奏会で10年振りに人前でステージで弾きましたが、書かれているようなループにはまって普段は絶対にハズさないところも外しで練習の半分くらいの出来がやっとこさでした。カラダの使い方もということでアレクサンダーテクニックも習っていたのですが、それも吹き飛ぶような緊張感でした。しかし、聞いていた先生からはそんなひどい演奏でもなく、そこそこきれいに弾いていたというコメント。舞台ではチョットしたミスが増幅されて聞こえて、それでこれはまずいと過大に捉えて余計にチカラが入る悪循環になるのかなぁと。聞いている人はそこそこのミスは気にしないで意外と聞いてくれているのかもしれませんね。
by Yoko (2018-11-16 16:01) 

Enrique

Yokoさん,初めまして(ひょっとして,以前もいただいていましたか)。
そうですね,ステージ上では自らの感度を適切に落とせれば良いのでしょうが,これがなかなか難しいですね。緊張しまいと思っても,自然としてしまいますので,緊張を感じた時何らかの物理的な持っていき方を決めておいて,コントロールを取り戻す事が肝要でしょうか。
確かに聴衆は一回限りの演奏を流れで聴いているので,細かなミスは聞き飛ばしているのですが,自分の中では大事故です。それにアマチュアがステージ上で失敗したって大した事では無いのですが,自らのプライドが許さないのでしょうね。事前に演奏にストレスを加えて,ロバストネスを上げておく事も必要でしょうか。
by Enrique (2018-11-16 17:48) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。