Andrea Gonzalez Caballeroさんのスペイン舞曲第1番 [雑感]
マヌエル・デ・ファリャの歌劇「はかなき人生」の中のスペイン舞曲第1番は,色んな楽器で良く弾かれる有名曲です。
作曲者によるピアノ独奏版のほか,G. サマズイユによる2台ピアノ版があります。
かつては,ジュリアン・ブリームとジョン・ウィリアムスの二重奏でも有名でした。
しかし,ここまで完璧な演奏ですと,ギター一本でも十分ではないかと思わせられます。
演奏しているAndrea Gonzalez Caballeroさんは,スペインの新鋭で,アルハンブラ国際ギターコンクールで最年少優勝を果たした他,紹介ページによると20以上の最優秀受賞歴を持つコンクール強者のようです。
素晴らしい演奏ですね。
奏法についても、改めてとても参考になりました。
※ギターの練習はすっかりサボっておりますので、超初心者のままです、奏法についてと言うのはギター曲を書く上でという意味です^^;
協奏曲の第一楽章を書き直しているのですが、これもちょっと中断しております。第三楽章は昨年、第二楽章の後に直ぐ書き上げました。
by アヨアン・イゴカー (2018-09-28 12:10)
アヨアン・イゴカーさん,この演奏の演奏技術もさることながら,編曲技術も素晴らしいのだろうと思います。もっとも,スペインの曲ですから,ギターで弾けない訳が無いのだろうと思います。
ファリャのギターオリジナル曲は小品1曲のみ,アルベニスやグラナドスに至ってはオリジナル曲は0ですが,オケやピアノ曲をギターに戻して良く演奏されます。「戻して」というのは,それらの作曲家の曲がギターの演奏形態を模倣して作曲したとの事だからです。
ちょうど日本の作曲家の日本風の曲が箏曲などの和旋法を使うのと同じような事なのだろうと思います。
やはりスペインの作曲家トゥリーナにはギター曲も少しありますが,彼の弦楽四重奏第1番のタイトルは「ギター」です。ギターの響きを弦楽四重奏に置き換えた模様です。
面白い事に,先達のソルは,弦楽四重奏をギターに置き換えたような書法です。スペインのローカル楽器を普遍的なものにしたかったのでしょう。
アヨアンさんの協奏曲も期待しております!
やはりギター曲を書くためには演奏も少し出来た方が良い様です。ご承知の様にヴィラ=ロボスは相当の腕前だったようですし,タンスマンは余り上手くはなかった様ですが手元に持っていて少しは弾けた様です。
by Enrique (2018-09-28 13:14)
!
!
ここまできたか!
これまでもソロの演奏はありましたけど、こっちが完璧!
美人やし、こりゃまた売れる!
ギターのレベルはどこまで行くのでしょう?!
by 黒板六郎 (2018-09-30 13:54)
黒板六郎さんも,驚嘆されますね。
何でこんなに上手いのだろう?と思ってしまいます。
技術の進歩と言ってしまえばそれまでですが,弦六本でここまで行けるか?と。山下和仁さんの時は超人技という感じでしたが,この頃の人は自然に行けている感じがします。
by Enrique (2018-10-01 10:57)
そうですね。技術の凄さをまったく感じさせないというすごさ!練習でここまでやれるんですね。
by 黒板六郎 (2018-10-06 15:18)
彼女は技術も素晴らしいのですが,知性と情熱のバランスが良くとれている様に思います。
by Enrique (2018-10-08 22:47)