SSブログ

ポロネーズとマヨネーズ [雑感]

Enrique.png
タンスマンのポーランド組曲からTempo di Polonaiseを練習していましたが,どうもリズムのとり方がしっくりこないので,調べてみました。

案外ギター曲にポロネーズは少ないのです。
音楽一般ではポピュラーな舞曲でしょう。ちょっと思いつくところでも,バッハの管弦楽組曲にも登場しますし,アンナマグダレーナの音楽帳にも出てきます。
真打ちのショパンは,英雄ポロネーズはじめポロネーズだらけです。

ゆっくりな曲なので,3拍子でとるよりも6拍子でとるのが良いのかもしれません(音楽的にはどうか知りませんが,譜読み段階の練習の意味では)。

ポロネーズのリズムは,
Wikimedia Commonsにあるポロネーズのリズムを説明した画像。このリズムと女性終止にその特徴があるとのこと。


確かにショパンのポロネーズとかはこのリズムで支配される様です。
タンスマンのTempo di Polonaiseは,このリズム形とは少し異なる様です。あくまでもPolonaiseではなくTempo di Polonaiseなのです。

タンスマンのポーランド組曲から第4曲,Tempo di Polonaise。
Polonaiseそのものが「ポーランド風」なので,「ポーランド風のテンポ」という事なのかもしれません。

そのうちに,Polonaiseがポーランド風ならば,Mayonnaiseは何風だろうと妙に気になりだしました。
練習をほったらかして,調べる事数分,

mayonnaiseは,
「スペイン Baleares 諸島 Minorca 島の港 Mahon にちなんだフランス語のソースの名から」
とありました。

メノルカ島のMahonがMayonになって,Mayon風のMayonnaise。
メノルカ島のMahon風のようです。
ちなみにメノルカ島があるBaleares 諸島というはショパンゆかりのマヨルカ島も含まれるので,強引に繋げばショパンとも関係がなくもないのでした。
nice!(14)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 14

コメント 2

アヨアン・イゴカー

ポロネーズのリズム、改めて見てみるとバッハ管弦楽組曲2のポロネーズもChopinの「英雄」も、主旋律は符点八分音符だったりしますが、伴奏はしっかりと八分音符になっているので、それによって音が分断されて十六分音符二つに聞き取れるようになっていますし、「軍隊ポロネーズ」は中間部に明確なポロネーズのリズムになっていました。お恥ずかしい話ですが、何も考えずに弾いていました。

ミノルカというと、直ぐに鶏の種類を思い出しました。
by アヨアン・イゴカー (2018-09-19 10:44) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,曲そのもので感じ取れば良いのだろうと思います。沢山弾いていいれば自然と身に着くのだろうと思いますが,何分ギター曲でポロネーズは殆ど経験がありませんので,知識的なものも必要かなと思いました。そのうちにマヨネーズが気になりだしたところはいただけませんが。
ものの名称はあちらこちらの地名が元になっているのでしょう。
by Enrique (2018-09-19 11:11) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。