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ソル再開〜Op.6-12〜 [演奏]

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ソルのセゴビア編練習曲再開第3弾です。

今回の曲は,セゴビア編の第14番です。同13番に引き続きOp.6からの採録ですが,そのNo.12ですから,Op.6の最後を飾る曲です。これ以降のセゴビア編の収録曲を見てみますと,15番がOp.35-16, 17番がOp.6-11となっている他4曲はOp.29からの採録です。

4分の4拍子,イ長調です。弾き易い調ですが,途中少し面倒な運指があります。
冒頭などに現れる,メロディに付随する3度の動きや柔らかい左手のストレッチは,Op.6-8などで学んだものです。扱う音の数も3声ないし4声でOp.6の集大成の様な充実した曲になっています。ソルお得意の弦楽四重奏を意識したものになっています。ギター一挺でその様に演奏するのは中々至難ではありますが。

標語は,Andanteです。

Sorの練習曲 Op.6-12 (セゴビア編14番)冒頭
以下私の録音です。

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コメント 4

REIKO

長調部分は、ベートーヴェンの初期の曲にありそうな曲調だと思いました。変奏曲の主題にもできそうな感じです。
中間の短調も効いてますね。
旋律とバス、内声を片手で弾き分けるのは、なかなか難しそうです。
そこが「練習のしどころ」なんでしょうね。
冒頭部分は楽譜を見るとバスに開放弦がうまく使われていて、なるほどと思いました。
by REIKO (2016-12-28 15:11) 

アヨアン・イゴカー

「夜汽車」のような旋律で、初めて聴きますが懐かしく感じます。
ドキュメンタリー映像の背景に使うと、映像の明るさや楽しさが伝わって来そうです。

by アヨアン・イゴカー (2016-12-28 16:45) 

Enrique

REIKOさん,お聴き頂きありがとございます。
やはり,ギター・プロパーの人とは観点が違いますね。これだけフル伴奏だと,技術的にもそう複雑なメロディは乗せられない訳ですが,単純なメロディが却って味を出しているようです。
もう少し演奏に余裕が出ると良いのですが,YouTube探しても,あまり良い演奏は無いので,こんなところで上げてみました。
by Enrique (2016-12-28 18:02) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,お聴き頂きありがとございます。
「夜汽車」は知らないのですが,懐かしく感じて頂けたら幸いです。単にアンダンテとありますが,何かそんな感じは持っています。
頑張って旋律を強調しているのですが,録音聞いてみるとなかなか伴奏とのバランスが難しいところです。技術的に難しい三度の動きを必死に弾いていると,旋律のじゃまをしがちなので,よほど旋律を強調して,伴奏は小さめに弾かないといけません。
by Enrique (2016-12-28 18:11) 

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