Regino Sainz de la Maza [作曲家]
昨日の記事で，ロドリーゴからアランフェスの献呈を受け，初演者としても有名なギタリストと書きましたが，情報が少ないようです。日本語のWikiにも取り上げられていないようなので，以下に英語版からの翻訳と原文を載せます。
クラシックギターのなかなかの名家だったようです。「暁の鐘」で有名なのは弟の方。「ペテネーラ」は兄の作品のようです。
レヒーノ・サインス・デラマーサ・イ・ルイスは（1896年9月7日ブルゴス - 1981年11月26日マドリード）スペインのクラシックギタリストでした。10歳で彼は初めてギターを手にし，サンティアゴ・ランダッシュ（ソルフェージュ），ホセ・ニコラス・ケサーダ（ピアノ），ユーヘニオ・ロドリゲス・パスクアル（ギター）について音楽の勉強を始めました。4年後の1910年，彼の家族はサンセバスティアンに引っ越し，そこでデラマーサはピアノをヘルマン・ツェンドーヤに，和声をベルトラン・パゴラに，ギターをルイスソリアに学びます。
1年後，彼はビルバオに移り，ヒラリオン・ルルーに師事します。18歳で，ビルバオの「劇場アリアガ」で最初のコンサートを行いました。 後に，バルセロナに移り，コンサート音楽家として働きました。彼はミゲル・リョベートとアンドレス・セゴビアの知己を得ました。 1920年に彼はマドリードで初めて演奏を行いました。 1年後，彼は南米で，90のコンサートを与えるツアーを行いました。 1920年5月20日には国立ブエノスアイレス大学で金賞を受賞しました。
彼は作曲家アントニオ・ホセ・マルティネス・パラシオスと知遇を得，ギター曲の献呈を得ました。彼は，ヨーロッパツアーを行い，1926年にフランス，1927年ドイツ，1928年に英国でコンサートを与えました。 5年後，彼は2度目の南米ツアー（ウルグアイ，アルゼンチン，ブラジル）を行いました。1930年12月19日，彼はリアル大聖堂デ・モナステリオデエル・エスコリアルで作家コンチャ・エスピナの娘ジョセフィーナ・デラセルナと結婚しました。
1935年，彼はマドリード音楽院でギターの教授に選ばれました。
1940年11月6日，彼はバルセロナでセザール・メンドーサ・ラサール指揮によって行われたロドリーゴのアランフェス協奏曲の初演でギターを弾きました。ロドリーゴはレヒーノ・サインス・デラマーサにアランフェス協奏曲を献呈しました。[1]
1940年12月11日，彼はマドリッドで，ヘスス・アランバリを指揮者として同協奏曲を演奏しました。1955年に彼は「ラ・ギタラ・イ・ヒストリア（ギターとその歴史）」を発表しました。1958年5月23日，彼は芸術アカデミーサンフェルナンドマドリードの会のメンバーとなりました。翌日，彼は「ブルゴスの街のお気に入りの息子」に選ばれました。
彼は1979年7月9日，82歳でイタリアの教会サンニコラディバーリで最後のコンサートを行いました。
弟エドゥアルド・サインス・デラマーサ（1903年～1982年）も絶賛されたギタリスト・作曲家でした。
Regino Sainz de la Maza y Ruiz (September 7, 1896 in Burgos – November 26, 1981 in Madrid) was a Spanish classical guitarist.
At age ten, he got his first guitar and started his musical studies with Santiago Landache (solfege), José Nicolás Quesada (piano), and Eugenio Rodríguez Pascual (guitar). Four years later, in 1910, his family moved to San Sebastián, where de la Maza studied piano with Germán Cendoya, harmony with Beltrán Pagola and guitar with Luis Soria. A year later he moved to Bilbao, where he studied with Hilarión Leloup. Aged eighteen, he performed at his first concert, at "Teatro Arriaga" of Bilbao.
He later moved to Barcelona, where he worked as a concert musician. There he befriended Miguel Llobet and Andrés Segovia. In 1920 he played for the first time in Madrid. A year later he toured South America, giving 90 concerts. In May 20, 1920 he was awarded a Golden Medal by the National University of Buenos Aires.
He befriended composer Antonio José Martínez Palacios, who dedicated his guitar compositions to de la Maza. He toured Europe, giving concerts in France in 1926, in Germany in 1927 and Great Britain in 1928. Five years later he toured South America for the second time; Uruguay, Argentina, and Brazil.
On December 19, 1930 he married Josefina de la Serna, daughter of the writer Concha Espina, at the Real Basílica de Monasterio de El Escorial.
In 1935, he was named professor of guitar at the Madrid Conservatory.
On November 6, 1940 he played the guitar at the premiere of Rodrigo's Concierto de Aranjuez in Barcelona conducted by César Mendoza Lasalle. Rodrigo dedicated the Concierto de Aranjuez to Regino Sainz de la Maza.[1]
On December 11, 1940 he played the concerto in Madrid, with Jesús Arámbarri as conductor. In 1955 he published a book called "La Guitarra y su historia" (The guitar and its history). On May 23, 1958 he became a member of the Academy of Fine Arts of San Fernando of Madrid. A day later he was named favourite son of the city of Burgos.
He performed for the last time at the Church of San Nicola di Bari in Italy on July 9, 1979, aged 82.
His younger brother Eduardo Sainz de la Maza (1903-1982) was also an acclaimed guitarist and composer.
[1]Coelho, Victor; Jonathan Cross (2003). The Cambridge Companion to the Guitar. Cambridge University Press. p. 188. ISBN 0521000408.
タグ：R.S.デラマーサ
「暁の鐘」は兄レヒーノに献呈された曲ですね。
by nyankome (2010-08-20 15:39)
nyankomeさん，nice&コメントありがとうございます。
作品が兄弟混同されていたりしますが，そういうこともあるのですね。
いずれ情報が少ない気はします。
by Enrique (2010-08-22 07:50)