Carcassi Op.60-11 [演奏]
第11番二短調2/4拍子です。
Agitatoですから,アジる?ように弾かないといけません。
ピアノ曲の「エリーゼのために」前半のような音形ですが,ペダルがあまりききませんし,少しイメージ違います。
きれいに流れるようにではなく,切々と訴えかけるように弾くイメージがあります。
この曲も,大昔の荘村さんのテキストにありました。こちらの楽譜の方が見やすいので,こちらを使います。
従来どおりの宅録です。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
しかし,特にこの曲は音の延びが欲しいような気がしましたので,今回DigiOnSound5 Express for SONYという録音器付属のソフトウェアを使って,同じものに少しエコーをかけてみました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
このエコーの音余り好きではない(もう少し自然にならないものでしょうか)のですが,弦を擦るノイズの低減も試みてみました。少し聞きやすいでしょうか。音のワレまではゴマかせないようですので,やはりきちんと弾くのが基本ですね。音の調整やりだすと時間が掛かるので,その間に練習をした方がいいに決まっていますが,宅録ですと,近接録音で,鼻息,弦のノイズ等々,ありありと入ってしまいますので,少し調整したくなります。録音と調整の条件を下に記録しておきます。
録音器:Sony PCM-D1,マイク:付属のもの
録音はこれのみで行っています。
編集ソフト:DigiOnSound5 Express for SONY
①レベル調整:
リヴァーブをかけるとレベルが大幅に低下するので(調整箇所があるのかもしれませんが),8dB(2.5倍)ほど持ち上げます。
②イコランジング:
これは弦を擦るノイズの低減のために用いてみましたが,音が悪くなるだけでさほど効果は無いようです。
③リヴァーブ:
調整画面が2枚あります。調整しても,なかなか自然なホールエコーのようにはなりません。
ディレイというものもありますが,さらに不自然なので,使わないことにします。
どちらがよいかはその人の趣味でしょうね。
私もDTMの人間としてはめずらしくリバーブを入れない派です。
by yablinsky (2010-07-21 06:44)
yablinskyさん,nice&コメントありがとうございます。
原音にこだわりたいのですが,不要な演奏雑音も目立ってしまいます。適度の響きのある場所で,マイクを少し離して収録できれば理想なのですが,それが出来ない以上最低限の処理はやむを得ないかなと思います。原音が分からないほどエコーをかけたものは,ちょっといただけません。今回のものも,少しいじりすぎのような気がしてきました。
by Enrique (2010-07-21 09:10)
この曲は低音も高音部も(楽譜上)ぶつぶつ切れますが、リバーブをかけると繋がって聞こえますね。
私も自分の部屋で録音しますが、和室なので響きはデッドです。
よい場所があればと思うのですが。
by nyankome (2010-07-21 20:57)
nyankomeさん,nice&コメントありがとうございます。
この譜面は運指上正確な記譜と思います。必然的にそのように弾かざるをえない面もあります。ピアノならペダル大活躍です。特にこのような曲はリヴァーブを掛けたくなりますね。掛ける前提ならば,むしろデッドなほうがいいのかもしれません。YouTube投稿のものとかは殆どがデジタル・リヴァーブのようですね。
演奏時に響きのイメージが確認できないので,やはり適度に響く場所で収録したいところですが,そうすると夜な夜な宅録は難しいですね。
by Enrique (2010-07-22 05:40)