NHKの音楽教室に関する思い出(バイオリン編) [雑感]
ピアノ,フルートと来たので,後はバイオリンだ。
バイオリンのレッスンも見るには見ていたのだが,印象は少ない。テキストも買った記憶が無い。
フルートを触ったことすら無いのに,テキストを買って見ていた,というのも変なものだった。もっとも,後にフルートと合わせることになった時,役に立ったのかもしれない。フルートのテキストも買った理由のひとつは,これがすこぶる安くて伴奏譜まで付いていたからで,買わないと損な気がしたためだ。どのテキストも安かった。これをTV鑑賞の友としたのだった。しかし,さすがにバイオリンのテキストは買わなかった。楽器も無いし,買ってもまず必要ないだろうと思ったからだ(多分。その後バイオリンも触ったが)。
バイオリンの正確な番組名はピアノと同じで,「バイオリンのおけいこ」だったようだ。のちに「バイオリンのABC」ともなったが,その頃はもう見ていない。講師は江藤俊哉さんだったと思う。それにしても,どの楽器も超一流講師だった。私が見た頻度は,ギターがほぼ毎回,ピアノがちょくちょく,フルートが2回に1回,バイオリンがたまに。。。位だったと思う。だから,内容に関する具体的な記憶が殆ど無い。
印象面での記憶としては,当然のことながら先生の演奏と生徒の演奏との差である。
これが技術はもちろんなのだが,音そのものが全く違うことには驚いた。
生徒は上手に弾いていても,先生との音の差は歴然としていた。音の力強さ,美しさ,フワンッと弾いた後の,余韻の残り方までがまるで違う。技術差に加え,楽器のサイズも質も全く違う。
この番組の視聴を通して,
最も先生と生徒の音の違いがはっきり出る楽器=バイオリン。
という印象を持ったものだ。もちろん,どの楽器も歴然とはしているのだが,単純な比較においてである。
もちろん,
最も先生と生徒の音の違いが出にくい楽器=ピアノ。
と認識したことは確かである。
ギターの音質にさほどこだわらなかった私だったが,この頃にはさすがに始めたときからのボロ楽器がいやになり,バイトをして国産手工楽器を購入していた。
タグ:バイオリンのおけいこ
私は長い間、父親の買ったギターを弾いていました。ナットやサドルを自分で作り直したりと工夫をしましたが、限界があることに気付きました。まともな楽器を購入したのは結婚してから。それ以来(モダン・ギター以外の)楽器がどんどん増殖してしまいました。(^_^;)
by nyankome (2010-03-13 09:13)
nyankomeさんnice!&コメントありがとうございます。
ピアノ以外の楽器は結構自分で調整するものなのですね。私は最初そういう感覚が無かったので,最初買った手工ギターも,高い弦高で無理に弾いていました。自分で調整するようになったのは割と最近ですね。バイオリンの駒も自分で削ります。
私が楽器を増やそうとすると,妻がそれならチェンバロを買うというので,そうすると家の経済が破綻するので,ダメですね。
by Enrique (2010-03-13 12:01)
バイオリンは音を出すだけで大変で、ピアノはとりあえずは誰でも音が出せます。実は次回の記事にしようと思っていたところです。切り口は違いますが・・・
by yablinsky (2010-03-13 13:24)
yablinskyさん,nice!&コメントありがとうございます。
音を出す容易さから言えばピアノが一番ですね。バイオリンやフルートは,「とりあえず」音を出すのも大変です。これらは振動論的には,減衰振動と自励振動の違いがあり,偶然か理論的扱いも後者が難しいですね。yablinskyさんの次回記事期待します。
by Enrique (2010-03-13 15:43)