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NHKの音楽教室に関する思い出(フルート編) [雑感]

ギターのほかに,ピアノ,バイオリン,フルートがあったことを書いた。
その中でも,印象に残っているものを書いてみたい。今回はフルート編。

フルートは「フルートとともに」だった。

最初見たときの先生は,吉田雅夫さんだった(タイトルは「フルート教室」)。日本の草分けである。
それから,工藤重典さん,植村泰一さんの時などに視聴した。

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植村泰一さんのときのテキスト。


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植村泰一さんのときのテキストについていた伴奏譜。これが目当てだった。
ギターでフルートとの合奏をやりたかった。

無音から,フェードインのように出てくる音,これが難しい。とおっしゃっていたのは吉田先生だっただろうか工藤先生だっただろうか。フルートをやる人には常識事項なのだろうが,部外者には大変刺激的な知識だった。

さらに刺激的なお話は,モーツァルトがフルート嫌いだったことなどにも及んだ。理由は音程が悪かったから。
だから現在の楽器でも音程をきちんとしないといけない,という教訓だった(かどうかは忘れてしまった)。

それから忘れてならないのは,レッスン終了後の,ミニミニ・コンサート。これは,74年ギターの荘村さんがやって人気が出たらしく,フルートでもやられていた。確かに,大変楽しみだった。連日何かの楽器のレッスンが見られ,おまけに最後に一流講師の演奏も聴ける。ある意味大変贅沢な時代である。画面がアナログだって,白黒だって,音声がモノラルだって全然構わなかった。(元々TVの音声はFMなので,音質はそう悪くなかった。)フルートの有名な独奏曲を色々聞く機会が毎週おとずれた。バッハの無伴奏バイオリンをフルートで吹くことがある,などというのも,このミニコンで知ったと思う。

どうもこのあたりから,最後に講師が模範演奏をするというスタイルが定着したのかもしれない。荘村さんが元祖なのかどうかは知らないが。

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Cecilia

趣味悠々で10年以上前にフィッシャー・ディースカウのシューベルト歌曲講座がありました。
ああいうのをもっとやってほしいです。
あと吉澤実さんのリコーダー講座は私のリクエストが通ったのではと信じています。(笑)
そういえばリチャード・クレイダーマンのピアノ講座もありました。
by Cecilia (2010-03-12 18:06) 

Enrique

Ceciliaさん,nice!&コメントいただきありがとうございます。
この時期は,ピアノ・バイオリン・フルート・ギターと,人気楽器の音楽講座をかなり腰を落ち着けてやっていましたね。
近年は,「趣味悠々」など比較的短期間単発で個性的な講座です。興味が多様化しているせいもあるのでしょう。リクエストが通ったらうれしいですね!拝みながら見ないといけません(笑)。
リチャート・クレーダーマンは女学生(古っ!)たちの間で流行ったらしいですね!私もギター編曲譜で「渚のアデリーヌ」などを弾きましたが,ハーレクイン・ロマンスのまわし読み同様,楽譜の回し弾きをしたらしいですね。伝え聞いた話ですが。
by Enrique (2010-03-14 00:23) 

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