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ステージ・パフォーマンスとあがりについて [メンタル]

このことについて,常に考えていると,色々感じるところはある。ただアマチュア(しろうと)の場合,試す回数が非常に少ない。私の様に年1回のパフォーマンスでは,10回の経験で10年かかってしまう。

趣味だから,遅々とした進歩でもいいのだが,効率は悪い。10年かけて10回よりも,10ヶ月かけて10回の方がずっと効果的だろう。例えに英会話がある。8年前の渡米中,子供たちは現地校に入り,特に下の子供は日本では幼稚園の年中になったところだったが,USでは秋から小学校のKクラスに編入した。一言も分からない日々を送っていた。当然家に帰ってくると,言葉をしゃべれない鬱憤を晴らすように,日本語をしゃべりまくった。いわば英語を聞いていた脳が毎日日本語にリセットされていたわけだ。これでは英語の進歩は遅い。実際帰国まで一言もしゃべれなかった。大人でも1週間でもネイティブと生活していれば,全く違うとの事だった。一度授業参観に行ったが,かなりレベルが高く,幼稚園で教える内容ではなかった。世界の5大陸や7大洋の話,人種の話などをしていた。肌の色や髪の色は色々違っても,ハートは同じだとか,そんな感動的な授業だったが,かわいそうにも,幼い息子はちんぷんかんぷんの様で,ポカンとしていた。おそらく日本語で聞いても全然分からなかった内容と思われる。

ステージに対する慣れも,毎年リセット(とまでは言わないまでも,3歩進んで2歩後退)しないで,集中的にやってしまうほうが効果的だろう。もう少し集中的にパフォーマンス経験を積み,あがり防止の確立・定着をはかることが必要だろう。

原因となるプレッシャーには色々ある。その一つに家族や友人知人の存在がある。特に家族の参加がいけない。当然家でいつも練習しているので,特に妻や上の娘は楽譜を見ないでも音を覚えて(くれて)いる。ドレミで。しかし,ドレミで歌えても必ずしも弾けないのがギターのつらさ。「こうでしょ」とピアノで再現してくれても,いまさらピアノには転向できません。ピアノを抱えてギターの発表会に出るわけには参りません。
 
確かに,家族が聞きに(観に)来るのはかなりのプレッシャーだ。家で練習しなければ良いのかも知れないが,そうすると殆ど練習時間が無くなる。家族は聞きに来ないという人もいる。毎日近くで聞いているので,わざわざ出かけなくても良いと言うことだ。これはこれで論理的ではある。当家の場合は,うまく弾くかトチルかあらためにくるといった意味合いが強い。一昨日書いた「悪い聞きかた」と同じである。良く考えれば,家族のハレ舞台,見のがすものかと。しかしその結果,当人には最悪のストレスが加わるのである。

このブログ開始初期,あがりの克服について書いた。また気がついた時点でこれについても書きたい。暗譜とこのあがりについては相互に関連もしながら,当人には永い課題だ。

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Enrique

かばさん,niceありがとうございます。御ページ拝見させてもらいます。
by Enrique (2009-12-08 08:46) 

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