あがりの克服について(7) [メンタル]
前回述べたように,「あがり」は心と体の挙動の悪循環であることは,確かだろう。
医者でないので,体の詳しいことはわからない。そこで,演奏している状態を古典制御理論で考察してみる。もちろん楽器を弾く動作などというのは非常に複雑な制御系であろうが,ここではごく単純化した議論で,あがりという悪循環(不安定現象)を断ち切るヒントがあるかどうか考察してみる。
古典制御とはフィードバック理論に基づく。出力(結果)の一部を入力(原因)に動作が逆向きになるように戻してやり,出力を目標値に保つやり方である。制御系が安定に動作していれば,多少の外乱に対しても,よい状態に戻すようなフィードバックが働く。
一方不安定現象の身近な例としては,スピーカからの音をマイクが拾って発振してしまう「ハウリング」などがある。
これは,雑音などを抑えるのでなくより大きくする循環となって起こる。この対策は,マイクの方向を変えて戻り量を減らすか,ボリュームを絞るなどする。
また,人間の体を使う制御系として,自転車やスキーに乗れるようになった(不安定からの安定化)状況を想起してみる。乗れない時何がいけなかったのか?
医者でないので,体の詳しいことはわからない。そこで,演奏している状態を古典制御理論で考察してみる。もちろん楽器を弾く動作などというのは非常に複雑な制御系であろうが,ここではごく単純化した議論で,あがりという悪循環(不安定現象)を断ち切るヒントがあるかどうか考察してみる。
古典制御とはフィードバック理論に基づく。出力(結果)の一部を入力(原因)に動作が逆向きになるように戻してやり,出力を目標値に保つやり方である。制御系が安定に動作していれば,多少の外乱に対しても,よい状態に戻すようなフィードバックが働く。
一方不安定現象の身近な例としては,スピーカからの音をマイクが拾って発振してしまう「ハウリング」などがある。
これは,雑音などを抑えるのでなくより大きくする循環となって起こる。この対策は,マイクの方向を変えて戻り量を減らすか,ボリュームを絞るなどする。
また,人間の体を使う制御系として,自転車やスキーに乗れるようになった(不安定からの安定化)状況を想起してみる。乗れない時何がいけなかったのか?
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