左右の手について

ストレッチの話をしました。適切なストレッチにより筋肉が長くなると。似た話で，もっとえげつないのが，左右の指の長さが違うというのがあります。

成長期前の子供の頃からギターを弾いていると，左指が長くなります。そういう人ははっきりと1センチくらい長いです。指頭が刺激され，伸ばすからなんでしょう。当方は，成長期が終わってから始めましたので，左右の指の長さは全く同じです。

楽器は小さい頃から始めた方が圧倒的に有利というのは，「手指の育ち方」という全くフィジカルな面に於いても言えているわけです。

当方は成長期以後ギターを始めたわけですが，ストレッチをすると筋肉が長くなるとか言いますので，何か左右非対称なものは無いかと探しましたら，ありました。

左小指は単独で意思で曲げられますが，右小指はいう事をききません。

左手の小指は意思で単独に曲げられますが，右手の小指は全くダメで薬指とかなり連動しています。

左手の小指はギター演奏では頻繁に使います。
右手の小指は普通は使いません。使用頻度が全く違います。おそらく筋肉の長さに関係しているのだろうと思います。左指は何なく独立して曲がりますが，右指では薬指と連動してつっぱった感じになり，全くコントロール効きません。

指の長さは，成長が止まってから始めた人間にとっては無理筋（ないものねだり）ですが，手の筋肉には演奏の痕跡はしっかりと刻み込まれているようです。

コメント 6

手の左右の違い、これはピアノを高校一年の三学期頃に週一回だけバイオリンの先生のところで、ソルフェージュと一緒に習い始めた時強く認識しました。先生の左手はバイオリンを弾くので、右手よりもよく動くように見えました。私は右利きですから、両手で演奏すると左手の方がよく躓くのです。※先生についたのはこの時の半年程度のみです。
今ではバイオリンも練習しますので、写真にあるような指の形は問題なく両手同じです。モーツアルトやベートーベンが子供の頃に鍵盤楽器とバイオリンやチェロも同時に練習させられというのは、演奏技術を身に着ける上では、非常に合理的だと思います。
by アヨアン・イゴカー (2023-05-13 09:32) 

長い間のギター演奏でそうなるんですね。
私もやってみましたが、両手とも薬指と中指も連動していました^^;
by 風神 (2023-05-13 11:57) 

アヨアン・イゴカーさん，

写真ではわかりにくいかもしれませんが，私の左右の小指の曲がり方は全く違います。左は意思で単独で曲がりますが，右は単独に曲げてやっても戻ってしまいます。小指の動きに関しては左右で全く違います。よいか悪いかわかりませんが，長年のギター演奏の結果だと思います。

鍵盤のみ弾く人は左右均等になると思いますが，ヴァイオリンはギター以上に非対称だと思います。例えば小指のトリルの動きなどはほとんど痙攣状態です。ギターの小指のトリルでは痙攣状態では音が出ませんので，はじく必要があります。当然楽器により筋肉のでき方は共通点と相違点があると思います。

ご指摘の様に右利きの人が，鍵盤で左右バランスをとるのに弦楽器をやるのは合理的だろうと思います。
by Enrique (2023-05-13 13:43) 

風神さん，
小指だけ曲がる人は余りいないようで，うちの家族5名は全員鍵盤と＋ヴァイオリン2名ですが，誰も曲がりません。
by Enrique (2023-05-13 13:46) 

…やってみましたがどちらの手も全然できませんでした。
写真を見ると「ほんとにこんなことできるの？」的な驚きです。
薬指だけ曲げるのはどちらの手も簡単にできるのに、小指だけ曲げようとすると、薬指がついてくるのが不思議です。

私は左手の方が開いた時に右手より５ミリ強大きく、これは左手の小指が少し太くて長い（良く成長してる？）からのようです。
ピアノは左右対等に使う…といっても、成長期に左手の方がオクターブなど広げることの多い曲を弾いていたために、こうなったのでしょう。
ピアノ曲は低音側の方が広い音程が多いですからね。
by REIKO (2023-05-13 18:51) 

REIKOさん，
小指だけ曲げるというのを子供に言われてやってみたら左手だけ出来ました。右手は全く出来ません。
当方は左右の指の長さ・大きさは変わりませんが，広がる量は全く違い，左手の薬指小指は右よりも２，３センチ広がります。いつもストレッチしているからなんでしょう。小指の曲がりもその成果なのだと思われます。
by Enrique (2023-05-14 07:45)