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受験対策とギター練習との共通点 [日常]

受験対策をゲーム感覚でやれる方もいるようです。
当方はゲームをしませんし,攻略法を自分で見つけるならまだしも,攻略情報などを得て高得点?を出すみたいな事にはまるで価値を感じられません。

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ゲーム性のものはダメかもしれません。それに,万一ハマったら時間のムダですし。ですから「何でもやってみないと」という体験主義には同意できません。
釣りは好きですが,バスなどのゲームフィッシュはダメです。釣ったら食べる方が性に合っています(バスは大変美味しい魚ですが)。フライやルアーをする人達からしたら,釣った魚を食べるなどというのは野蛮人のする事でしょう。当方はファッションから入るのもダメです。実質重視の貧乏性が身についているのでしょう。

妻が放送大学の物理学を見ているというので驚きました。コロナ禍で演奏の機会などが減ってボケるので脳活の為だそうです。妻は高校で物理のブの字も分からなかったと言っており,教えていた教員と共に嫌悪の対象でしかなかったのが一体どうしたのでしょう?しかも「思いのほか分かる」と。講師が大変やさしく分かりやすくお話してくれると言っています。

まあ放送大学という万人が受講できるところは分かりやすさが生命でしょう。
昔の専門書なんてスタイル重視で分かりやすさなんて全く考慮外だったでしょうから,最初から最後までちんぷんかんぷんな教科書もありました。しかし,今ならアマゾンのレビューなどでボロクソに書かれてしまいます。著者よりもむしろ読者の問題だろうと思うようなものもあります(かつてなら,分からないのは読者の問題だとひたすら考えたり他の本を当たったりしたものですが)。教員が学生に評価されるようになってから随分経ちます。良いのやら悪いのやら。随分前に聞いた話ですが,アメリカの大学でイギリス人の先生が教えると,「英語の発音が悪い。」などと学生からボロクソに書かれたとか。まあアメリカの並みの大学の白人学生はかなりおバカですが。

ともあれ,いい年になって受験勉強をしているので,上手くやらないといけません。
趣味で教養講座を学ぶのとは訳が違いますので,ガツガツしないといけません。当然短期記憶はじめ認知機能は低下していますので,そこは経験知で何とかカバーしないといけません。その分野の経験をしていれば別ですが,していなければ何か他のもので。。。




こちらは,クラシカル・ギターのブログだったではありませんか(笑)。
ギターの練習も大体朝にやっております。日々の練習と,そして発表会前の追い込みなどはやや受験勉強と似ているかもしれません。まあこちらは趣味ですから気楽なものですが,そこでの方法論も使えそうです。

一つ・ムダな練習はしない。
練習モードとお楽しみモードを峻別して,課題曲・新曲の弾けない問題点を分析して,できるようになるまで徹底してつぶす。できるまで他の曲に手を出さない。一番悪いのは,問題点をつぶさないままに弾くこと。それをするなら弾かずに寝ていた方がよさそうです。

一つ・弾けないところのみ練習する。
例えば,スケールがうまく弾けないなとすると,左手だけ練習,右手だけ練習,シンクロ練習をします。それでもダメな場合は引っかかる音のみ取り出して練習します。闇雲にやるのではなく,拍節やアクセント,デュナーミクなど音楽の基本を元にやります。弾けるところは決してムダに弾きません。

一つ・過去の悪い記憶はオーバーライトもしくは忘れる。

ギターで心がけているのは以上の様な事なので,それを受験勉強でも活用できるかです。一番心がけるのは,限られた時間での学習ですから,「ムダな勉強はしない」に限るかもしれません。

一見込み入った話の様に見えても,基本で考えたら当たり前という事があります。何年か前のとあるレベルの試験に「太陽電池に負荷をつないだら,素子の温度はどうなる」といったような問題がありましたが,電気工学的な知識からしたら,負荷をつないで電流が流れたら温度が上がるのではないか?と思ってしまうわけですが,負荷側でエネルギー消費するわけですから,素子自体の温度は下がるというのが正解だったと思います。落ち着いて考えれば当たり前でも試験の時ぱっと基本に立ち戻れるかどうかが課題です。

良い記憶と悪い記憶をなかなか峻別出来るものでもありません(思い違いしていた理解を直せたら儲けものです)が,記述問題ですと,むろん間違った記憶はダメですがどんな記憶でも役に立つかもしれません。新しい用語や全く知らない内容もしくは昔習ったが全然わかっていなかったところなどをつぶしておくのが重要だと考えています。とりあえず,過去問に出た知らない用語(が多いですが)をつぶすのが先決です。むろん満点取るのが目的でないので,(現代制御理論など)新たな分野の勉強はしません。ちょうど,取り組んでいる曲が仕上がらないうちに他の曲に手出ししないとか,自分の技術以上の曲には取り組まず,適正レベルの曲をきっちりこなすとかいった心がけが受験勉強にも役立ちそうです。
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