爪のお手入れ・補修キット

現在のツメ用のグッズです。

代用の効くものもありますが，ほぼこれで確定でしょうか。

当方の現在のツメ関係グッズ

順不同で取り上げますと，
ネイルケア用品として，ユースキンのハンドクリームとL'Occitaneのネイルオイルです。
忘れることも多いのですが，前者を寝る前に爪の生え際（甘皮部分）に擦り込みます。ネイルオイルは朝爪全面に塗ります。まあこれは効果が出るのに時間の掛かるもので，これでなければダメということもないのでしょうが，良いと聞いています。爪そのものの健全化を図る上で基本となります。

爪を弾きやすい良い形に整えるのは必須です。
まず，爪を平坦にして仮想平面を出すためには，硬い爪やすりが必須です。柔らかいものですと平面が出ませんので。これは，資生堂のNA501に決まりですが，残念なことに既に製造中止になっています。その辺の爪ヤスリですと，ギター弾きには粗すぎることが多いのです。

中擦りには無印良品の爪やすり，仕上げにはタミヤのフィニシングペーパー2000番を使います。無印良品の爪やすりは以前のものは1000番くらいのものが長さも長く両面でしたので，非常に経済的に使え，これだけでも行けるくらいでしたが，現在のものは短くなった上にムダに粗いもの（400番かもっと粗いかも）が片側についているので，ダメです。利用効率が1/3程になってしまいましたので，もう買わないでしょう。

やや老化した爪でキレイな音を出すために欠かせないのが，爪の内側の面取りです。これにはサクラのホワイトボード・マーカーにタミヤのフィニシング・ペーパー2000番を巻きつけて使っていましたが，現在彫刻刀用の天然砥石も使っています。サクラのマーカーはたまたま爪の丸みが私のa指に合っていたというだけの事です。彫刻刀用の天然砥石は半永久的に使えますが，目詰まりしますので別の粗い砥石でドレッシング（研磨面の再生）が必要です。

不幸にして爪をやっちゃった場合のレスキューは，サヴァレスの爪補修キットです。やはりこれも残念なことに製造中止になっています。必須アイテムは絹のメッシュテープですので，これさえ手に入れば問題ありません。補強にティッシュ・ペーパーを使う人もいますが，強度が全く足りません。自然素材で最強といえば，やはり絹です。むろん最強はカーボン繊維ですが，真っ黒な爪はいけません。お歯黒ならぬお爪黒では洒落になりませんので，白いケブラー繊維あたりのメッシュテープがあれば多少高くても買いますが，「ギタリストの爪補修需要」なる超ニッチ市場はビジネスにはならないでしょう。

補修用接着剤として現在最良なのはやはり，アロンアルファの「釣り名人」でしょう。釣りというメジャー需要があるので，これの安定供給に問題はなさそうです。むろん一般用の瞬間接着剤でも良いのですが，これは一般用とは別格の抜群の流動性によって狭い隙間に一瞬で浸透します。