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のど自慢に出るコツ? [雑感]

日曜の正午に放送される「NHKのど自慢」は長寿人気番組のようです。全国で全くの素人が放送に出演できるというのが人気の理由でしょう。ただし,20年度はコロナ禍で休止され20年10月から復活したものの休止が相次いでいるようです。

「採らぬタヌキの皮算用」ではありませんが,コロナ禍が収束すれば,当人気番組も正常化され,人々のうっ憤も晴らしてくれることでしょう。

とある社内報で,本選に2度出場した人の文章を見ました。そのコツらしきものを私見交えて記しておきます。まず,全体のおおまかなデータです。当然場所や時期によっても変わる事でしょう。

・1000組程度の応募があっても,まずハガキ審査で200組程度まで絞られる
・ハガキ審査を通過した200組程度が本選前日の土曜日に本選出場の20組程度に絞られる
・本選出場決定者は,翌日の本選には同じ服装で臨む。すなわち服装も審査されている


まず,何はともあれハガキ審査をパスしないといけません。そのためには,
・申込時の「動機」と「理由」が如何に明確か?具体的面白いエピソードがあるかどうか?などが肝心のようです。

まあ当然と言えば当然でしょう。歌った後インタビューするわけですから,「別に。。。」とか,「何となくー。。。」では番組になりません。


「動機」と「理由」をアピールできて,前日の予選出場を果たしたとしても,更に狭き門です。1/10程に絞られてしまいます。ここでのポイントは,テレビ映りです。審査員は会場にはおらず,別室でモニターを通してチェックしているのだそうです。当然のことながら,テレビ映りを重視するので,服装スタイルは重要です。和服,カジュアル,スーツなどのバランスに加え,地元色,年齢,歌のレベル等を勘案して絞り込むようです。ですから当然必ずしも歌の上手さではないとの事です。当方の想像ですが,いちおう歌番組ですから,民謡,歌謡曲,その他歌のジャンルのバランスも重要でしょう。流行の人気曲では競争は高くなるでしょうし年齢層も偏ってしまうので本選出場確率は下がると思われます。


一番確実な(というか確率が0ではない)のは,ゲスト枠です。ゲストの持ち歌は必ず1人や2人選ばれます。かと言って,ゲストが歌いそうな最新曲を歌ったり,(そんなことはないでしょうが)上手すぎてゲスト歌手を食ってしまうようだと弾かれる事でしょう。

当方が見た記事の方は,3度目のチャレンジで,一か八かこのゲスト枠をねらって見事本選出場を果たしました。結果は鐘2つ。すかさずゲスト歌手との絡みが始まったそうです。当然シナリオ通りの進行だったのです。まあ番組の引き立て役を仰せつかったというところなのでしょう。

本選に選ばれる人は,「歌コンテストの出場者」ではなく「『NHKのど自慢』という番組の出演者」だということです。この番組のシナリオの出演者を演じないといけないということです。3度のトライで本選出場果たしたこの方は,4度目のトライでも連続で本選出場を果たしたそうです。過去の経験が生かされて事が順調に進み,その上合格まで果たされたそうです。


当方は出たいとは全く思わないですが,もしこの記事の読者で出たい方がいたら,参考にしてもらえばと思います。
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コメント 2

プー太の父

のど自慢と言っても、やっぱり視聴者に
観て楽しんでもらわないとならないので
いろいろと厳しい審査がたくさんあるんですね。
by プー太の父 (2021-01-10 15:05) 

Enrique

プー太の父さん,
テレビに映る本選出場は倍率数十倍の狭き門ですね。
あまり興味が無いと,その審査がどうとかも知る気が起きないものですが,ふとそんな記事を見つけたので,「色んなところに人生ドラマがあるのだなぁ」と思って書いてみた次第です。
by Enrique (2021-01-11 10:22) 

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