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糸巻き部品に関するtips [楽器音響]

クラシックギターの重要部品に糸巻きがあります。

楽器いじりをする当方としては,一番お気軽に出来るのがこれの交換です。

お安いものですとまるまる交換しますが,良い糸巻きですと,部品単位での交換になります。例えば弦が巻きつく部分のローラーが割れたからといって,安くても数万円(ロジャースの高級品などは20万円くらいします)する糸巻きを丸ごと交換する気は起きません。

ありがたいことに,Fanaさんではビス一本から注文することができます。中古楽器を見ますと,普通のビスを使っているものとかありますが,良い糸巻きですとやはりオリジナル部品を使いたくなります。例えば金メッキのビスとかですと一本¥200とかしますが,これをケチったところで余りメリットないので,これを求めて使用することになります。

ビス以外でも,よく交換を要する部品として,上述のローラー以外でもペグヘッドですとか,色々あります。例えば,軸にはまっている筒状の部品(下図右),無論これが無いもの(下図左)も多いですが,これはなんて言うのでしょう?以前Fanaさんの店長さんに伺ったのでは,カラーと言うのだそうです。確かに首の周りに付く部品名称として納得で来ます。

ただその他にも細かい部品があります。それらには全て名称が付いているのでしょうが,余り知りません。今回はドイツのSchellerのページに,糸巻き各部の説明がありましたので,以下に参照します。

くだんの部分には英語名称でsleeve(袖)とありますが,左側の軸だけのものも指しているのが謎です。

そこで,一番詳しいと思われるRogersのページを見ると,"Button Shaft Options"としてsleeveの種類が選べる様になっています。「カラー」は少なくとも英語圏では"sleeve"と呼ぶ様です。
Button_Schaft_Options.png
例えは,当方は回すツマミの部分を勝手にペグヘッドなどと呼んでいます(どこかにそういう記述があったかどうか記憶にありません)が,Rogersではbutton,Schellerではknobと書いています。

どっちにしたって意味は分かります。部品各部の呼び名が分かれば良いだけですので,そのネーミングの分析をするのも余り意味なさそうですので,この辺で止めます。
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