SSブログ

3拍子は難しいのでしょうか [日常]

Enrique.png
先日久々に家族で近所のファミレスに行きました。

店内では,誕生日(月)のお客にバースデー音曲のサービスを行なっていました。

アメリカのジャパニーズ・レストランで,太鼓などを打ち鳴らしていたのを思い出し,しばし感慨にふける間も無く,「ハッピィ・バースディ・トゥー・ユー」が聞こえてきました。

でも何か違和感があります。
しばらく聞いてると,理由がわかりました。
もとの3拍子が4拍子化されています。

バッハのメヌエット(BWV Anh. 114)として親しまれる,ペツォールト作のメヌエット。
メヌエットですから,3拍子ないしは2小節セットで6拍子と捉えるのが楽器をやる者には通例ですが, これもポップス化すると,4拍子の「ラヴァーズ・コンチェルト」になります。
かつてJポップに「キッスは目にして」という「エリーゼの為に」を4拍子化した楽曲がありました。

3拍子の有名な曲を4拍子にすると言うのがポップス化の常套手段?なのでしょうか。
確かに,ポップスで良くある8ビートとか16ビートは4拍子です。ドラムでビートを刻むには都合が良いのかも知れません。

「あれ,このハッピィ・バースディは4拍子になってるね」と,娘に言ったところ,彼女曰く,3拍子はシロートには難しいんだとの事です。

3拍子はそんなに難しいんでしょうか?
8分の6拍子が難しいとは聞いたことがありますが,あれは2拍子系です。2拍子は4拍子よりもさらにプリミティブな拍子のはずですが,拍に3つ入れるのが難しいのでしょうか。

ちなみに,337拍子というものがありますが,あれはそんな複雑なリズムでは無くて,
タン・タン・タン・ウン|タン・タン・タン・ウン|タン・タン・タン・タン|タン・タン・タン・ウン|
ですので,4拍子4小節分(繰り返せば8小節分)ということが分かります。
ウーン,やはり4拍子の方がラクなのでしょうか。 
nice!(16)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 16

コメント 2

REIKO

ポップスに3拍子はあまり無いかな…とは思いますね。
で、よく見聞きするのは「日本人は3拍子が苦手」とか、「ワルツが苦手」というものです。
これらは具体的に自覚するより先に、情報として入ってきて「そうかも…」と思い込まされている面が多いと感じます。
例えば、唱歌の名曲として今でも歌い継がれている「故郷」「冬景色」「朧月夜」はどれも3拍子ですが、これらを3拍子を理由として「歌いにくい」「難しい」などと言う人は、ほとんどいないはずです。

「ワルツが苦手」は、私はピアノを弾く場合に関してはそうでした。
しかしこれも、日本のピアノ教育ではショパンのワルツに手を出すようになる以前、ワルツをほとんど弾いていない…つまり経験が少ないから苦手なのは当然だったと、腐るほど(笑)ワルツの教材がある米国の状況を知って納得しました。
しかもそれらを色々弾いてみて、苦手なのは3拍子でなく「左手の跳躍」だったと分かったしだいですので…。
by REIKO (2018-10-23 05:42) 

Enrique

REIKOさん,確かに3拍子の易しい歌はたくさんありますね。
敢えて指摘すれば,日本人の好きな2拍子の手拍子(最近はあまりやらないですかね)が出来ない(ヘンになる)点もあるかもです。
拍子取りがヘンになる要素としては,弱起とか休符で入るとか,必ずしも3拍子に限らない別の要素なのかもですね。
器楽の場合には技術的要素が大きいということと経験不足が挙げられると言うことですね。
by Enrique (2018-10-23 06:41) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。