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アレッサンドロ・スカルラッティ〜古楽の楽しみ〜 [作曲家]

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8月に,「アルカンジェロ・コレッリの一週間」という記事を書きました。FMの朝の番組「古楽の楽しみ」を聴くとは無しに聴いているのが日課です。ぜんぜん聞いたことのない作曲家の名前を聞くこともしばしばですが,今週はアレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)の名前が出てきました。

鍵盤曲で有名なドメニコ・スカルラッティの父親です。
というよりも,ドメニコは彼の息子という方がまっとうな言い方でしょう。月曜日から始まったこの作曲家のシリーズでもその様に紹介されていた様に思います。

アレッサンドロ・スカルラッティの名前を初めて知ったのは,ポンセの組曲ニ長調に取り組んだ時でした。ポンセがセゴビアと結託(そそのかされ?)てスカルラッティを騙って作曲した曲です。他にもヴァイスを騙ったプレリュードホ長調や組曲イ短調があるのはご承知の通りです。

ヴァイスに関しては,それ風に聞こえない事もないのですが,スカルラッティを騙った組曲ニ長調に関しては全くそれ風に聞こえませんでした。ただ,それはこちらの間違った先入観で,スカルラッティといえば,ドメニコ・スカルラッティだとばかり思っていたのでした。大変な勉強家だったポンセです。ちゃんと?アレッサンドロ・スカルラッティ風の曲を作っていたと言うわけです。

さてバロック時代のアレッサンドロ・スカルラッティは,大作曲家だったようです。
時代が共通するからでしょうが,コレッリとも共通する洗練された音楽の様に感じます。

今週の金曜日はリクエスト・アラカルトなので,彼の特集は明日まで。
明日は,オラトリオ「聖母マリアの悲しみ」からの抜粋が放送されるようです。

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アヨアン・イゴカー

イタリア歌曲集の中に、A. Scarlattiの”Le Violette”と言う曲が入っていますが、初見の時から可愛い曲だと思いました。が、この作曲家について、特に調べたこともなく、知識はありません。
by アヨアン・イゴカー (2018-10-21 14:27) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,A.スカルラッティは大スカルラッティと言っても良い存在でしょうが,何故か古楽復興後も人気が無かったようです。私もポンセの偽作で初めて名前を知ったくらいで,殆ど知識はありません。昨今急速にみなおされている様ではあります。
by Enrique (2018-10-22 14:30) 

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