６月入り

網戸の向こうに，カギバアオシャクがいました。

窓を開けて，iPhoneでこちら向きに当てずっぽうで撮りました。

この手の蛾の類いは，自分の姿が分かっているのか，あまり目立たず，周囲にとけ込む様にとまっています。多くの蛾は日中蝶の様には活動しませんので，静かに夜を待っているのでしょうか。

蛾は趣味ではなかったのですが，こうやって見るとそう醜くもありません。

アオスジアゲハやミヤマカラスアゲハ，ゼフィルス類などの蝶類のコントラストの強い宝石の様なグリーンもよいですが，この様な地味な色合いも悪くはないなと思った次第です。

これを見て，何やら梅雨シーズン，夏シーズン入りの感覚です。

一方，７時ごろの風景ですが，昼と夜が同居した様な景色になっていました。これも初夏の夕暮れの景色です。

コメント 6

蝶に詳しい事は存じていましたが、これは蛾ですか
とてもきれい！私の知る蛾は茶色です
６月になりましたね。夏なんだか季節がわかりにくいです

７時の夕景は暗くて明るい。これも季節なんでしょうね
by majyo (2016-06-01 22:41) 

子供の頃からの先入観で「蝶はきれい、蛾は醜い」というのような思い込みがありますが、蛾も綺麗な羽の文様を持つ種類もありますね。

今年の夏も暑くなりそうです。
by EAST (2016-06-02 09:17) 

majyoさん，ありがとうございます。
蛾にはまるで興味（むしろ嫌悪感しか）なかったのですが，虚心坦懐に見ると，そう醜くもありません。先方何も変わらないのですから，こちらの嗜好の変化です。
よくわからない季節の変わり目です。
by Enrique (2016-06-02 10:06) 

EASTさん，ありがとうございます。
思い込みや先入観の弊害は，このくらいでしたら，さしたる実害はありませんが，各所に色々あるのだと思います。色んな分野で原点に戻って考え直してみることが大切だと，一頭の蛾を見て思います。
by Enrique (2016-06-02 10:11) 

何というか和風の、滋味あふれる色ですね。
しかも白い波形模様が、前翅と後翅でちゃんとつながっているのがステキです。
訪問着みたいだな（笑）と思ってしまいました。
蛾は翅はまあいいのですが、胴体が妙に太いのが自分的には少々気持ち悪いですね。
あれは触ったら柔らかいのかな？などと考えるとゾクゾクしてしまいます。
考えなければいいのですが…
by REIKO (2016-06-02 19:12) 

REIKOさん，滋味あふれるコメント（笑）有り難うございます。
たしかに和風な感じはします。和風のデザインでは蝶と蛾を区別していない感じがします。花札でも飛んでる蝶はどう見ても蛾ですし。
服などのデザインは，知らず知らず自然のものを真似ているのかも知れません。
蛾は胴の太いものが多いですね。蝶でもオオムラサキのようにぶっといものがいますが，羽根も大きいです。しかし蛾は羽根に比べ胴が極端に太いものもいます。確かに触る気はしません。
by Enrique (2016-06-03 07:03)