茗荷亭の10年(その4) [日常]
2005年の夏に上棟した茶室風建築物・茗荷亭の10年を振り返っています。その第4報です。今回は時を経ての整備と,茶室らしく成長して行くさまを見ます。
2013春ですから着工8年目です。
少し時間的余裕も出来たせいか,荒れ放題・物置状態になっていた茗荷亭を整備したくなりました。 マシだった水屋側の外壁も大分痛んで来ました。
しかし,特に酷いのが西側です。東側の入り口側と異なり,普段は見ないわけですが,庇が短い上に西日が当たる為か痛みが激しいのです。余りにもみすぼらしい状態になっているのも何です。年月で風合いが出たのなら別ですが,その辺が本物の土壁との違いでしょう。ハリボテがバレてしまって,この上なくみすぼらしくなって,とてもわび・さびと言えた代物ではありません。
改修第一弾が西側の外壁塗りです。
西側の塗り前後です。
放置していた障子の破れも気になって来ます。ボロくても,障子をきれいに張るとぴしっと来ます。
アプローチには草木が繁茂していましたので,河原からなるべく平らそうな石を拾って来て,飛び石を打ちました。これはテキトウにやったので,修正する予定です。
あり合わせの軸を壁床に吊るし,茶花も飾ると,茶室らしくなってきました。もう誰にも「物置小屋」とは言わせません(つづく)。
今夜は15夜だそうです。
この丸窓から眺めた月は美しいでしょうね。
by majyo (2015-09-27 20:46)
majyoさん、ありがとうございます。
丸窓は方角的に西側なので、月を見るほうは東の四角の窓からとなりますが、昨晩は寝てしまいました。
丸窓からは、花火の上がる方角なので、夏はそれを楽しみました。
by Enrique (2015-09-28 12:47)
多分子供の頃に兄から聞いたのでしたか、よく覚えていませんが、飛び石はあえて不規則に設置するものなのだと言っていたと思います。それがどんな風に不規則なのかは分かりませんが。茶道というのは奥が深いと思いました。
掛け軸、何文字かは読み取れるのですが・・・何と書いてあるのでしょう?
by アヨアン・イゴカー (2015-10-04 22:06)
アヨアン・イゴカーさん,ありがとうございます。
飛び石の打ち方に関しては本を見ても分からず,テキトウにやりましたが,その後師匠にうかがい,目をつむって歩いてちょうど足が当たるようにするのだと教わりました。が,中々修正には至っていません。
掛け軸は,ありあわせのもので,専門家が見たら嗤うものだと思います。何が書いてあるのか私は全く読めません。
by Enrique (2015-10-04 23:15)