日の丸構図の演奏にならないために

演奏の音を聴くこと，放置写真フィルムの件等書いてきて，ふと思いました。

対象物がどーんと真ん中に来る構図の写真を，日の丸構図とか日の丸写真とか言います。シロート写真に多いものです。

	つくばいを撮ったもの

「これ撮ろう」，と思ってぱっと撮ると，対象物に殆どの意識が行ってしまい，それをど真ん中に置き，背景には殆ど意識が行っていません。少し説明的な背景も写し込まないと，これがどういう場所にどうあったのかが分かりません。

演奏についても，このようになってしまう嫌いがあると思います。印象的なメロディとかに思いを込めヴィブラートを掛けたりして，一生懸命弾くのですが，どうもそれ以外の部分がおろそかになってしまう傾向があります。曲種にもよりますが，メロディ＋内声＋バスの曲ですと，メロディに意識が行き過ぎ，バス，特に内声にまで意識が行かない事があります。

写真の構図の場合，どうしても対象物に意識が行きがちなので，むしろ背景の方に６割かたの意識を持って行った方がバランスが取れるというアドバイスを見たことがあります。演奏の場合も，意識が行きにくい内声などのほうに意識を少し余計めに持って行けばバランスが取れるのではないかと思います。極論すれば，演奏中に細部を聴けたら弾けるのではないかと思います。

コメント 2

ああ・・・・今日の写真はほとんどがそう(-_-;)
気をつけまーす
音楽は・・・これまた　平坦な気がします
by majyo (2015-04-16 17:48) 

majyoさん，ありがとうございます。
当記事当方の自戒の念ですので，気になさらないで下さい。
感じたまま，勢い，もまたいいものだと思います。
by Enrique (2015-04-17 07:37)