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危ない危ない(その3) [ストレス蓄積と発散の日々]


危ない話をしてきました。経済生活をしている以上,損得はつきものですが,強引な営業に遭って実害が出た例です。

カードを不正使用されそうになったよりも更に以前の事。職場に一本の電話が入りました。

「どこそこのOBの方々に有利なファンドを紹介している」というものでした。当時は子供も小さかったですし,多少余裕があったのでしょう。預金しておくより良いかと,ついつい乗って説明の訪問を許してしまいました。

実際に紹介されたのは,ファンドではなくて,商品取引でした。「絶対に損はさせません」と言います。危険性はある程度は理解していましたから,それなりに質問はしたのですが,元々「商品ファンド」だと言っていましたので,何らかのヘッジをしているものかと思っていました。しかし,「商品ファンド」というのは真っ赤なウソで,単に商品取引をさせただけというのが,取引が始まってから分かりました。

実際に買っていたのかどうかも怪しいものです。
商品取引だったと,改めて気が付きましたので,少し上がったところで,売ってくれと言っても売らせません。そのうちあれよあれよと下がって,仕方なく,下がってかなりの追証(とされるもの)を振り込んだところで損切りをして,やっと契約を解除しました。恥ずかしい話ですが,この事を親しい関係者には伝えておき,注意する様に伝えました。

「どこそこのOBに有利なファンドを紹介」などというのは,入手した名簿でカモを探したということなのでしょう。
説明に来た帰り,「タクシーを呼んでくれ」と言うので,呼んでやりましたが,かなり経ってから,そのタクシー会社から電話があって,「お客さんが居ないんだけど」と言います。先に流しのが来たので,それに乗って帰ったのでしょう。この辺の,ちょっとした不誠実さからしても,正体を見破らないといけなかったのですが,上場企業の人間ですし,信用してしまいました。

ファンドと偽って商品取引の契約をさせていますから,今なら完全に違法行為だと思います。とっくに時効でしょうが,会社の実名を出したいところですが,しっかりとした会社として存続しています。

高い授業料でしたが,カネの話に関しては容易に人を信用しない事にしました。
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コメント 4

Ujiki.oO

Enrique さん、少し体調が悪くて、ROM体制に入りました。(笑) 以下のコメントは相応しくないのですが、「しっかりとした会社」と書かれているので、気分を害されるかも知れませんが、誤解を解きたいと存じます。
 このごろは「オレオレ」も飽和状態に入り成功率は下がりつつあるのか、どうなんでしょう。 詐欺被害額が下がらないのは「繰り返し搾取」が増加しているのだと存じます。 「徹底的に取れるところからは根こそぎ取る」に移行していると危惧します。 経験された詐欺が復活するかと存じます。 そして忘れた頃にまた「オレオレ」が復活。 詐欺もファッションも繰り返す。(笑)
 ちゃんとした企業かを確認するには「電話」とありますが、これも詐欺師は準備万端です。 呑み屋の(呑み屋のみなさんごめんなさい!)のチャンねー(ちゃんねーのみなさんごめんなさい)に「悪いけどさ一ヶ月5千円出すから電話引いてくれない?」「(10ヶ月で5万円!)良いわよ」で、彼女の部屋に電話回線を引かせて、ISDN端末を事前に用意して接続します。 電話機をつないでも鳴らない様に壊します。 外線は全て自動転送電話。 この転送先は月1万円で請け負う「秘書代行」。 それはそれは美声の「XX商事でございます」等と受け応えします。 TVコマーシャルのキャッチコピーまで指示する通りにアナウンスします。
 必ず「こちらから電話させます」で電話は切れます。
「秘書代行」のプロですから「社長を出せ」「部長を出せ」と言っても、本当に上手に言い訳します。 特定地域での詐欺活動は長くなく、ほんの1ヶ月ほどの巡業ですから、「(10ヶ月で5万円!)良いわよ」と思ったチャンねーは、あっと言う間に電話回線をキャンセルします。「もう!何だったのさ?」「呑みに行くから勘弁して!」「(お客さんで来てくれるんなら)いいわ」「(誰が行くか)悪いね」
 本当に実在する企業の本社の総務か人事に問い合わせると「そんな人が在籍した事実はございません」と必ず返答されます。 契約書も、実印風の社印もDTPです。 「お客様センター」の電話も違う電話番号ですけど、同じ「秘書代行」が受け付けてます。 どの電話も一機に不通になります。 「電話が不通になる=サーカスが終わり次の巡業先へと出発」となります。(微笑)
 わたしは詐欺を行ったことは皆無です。「公安」に関わった経験はあります。 裏事情は、ほんの少しだけ知っています。(笑)
by Ujiki.oO (2014-10-04 06:56) 

Enrique

Ujiki.oOさん,御体調悪い中,ご指摘のコメントありがとうございます。全くおっしゃる通りなのかも知れません。
確かめていないですが,名刺が残っています(書類は腹立たしくて処分しました)ので,同社に問い合わせる事は可能ですが,そんな社員居ない(居なかった)と言うかもしれません。ただ実際の同社はそれ以降,トラブル隠しで業務停止を食らって居ますので,私は同社の関与に関しては灰色認定です。以降マンション経営などの営業電話を掛けて来るところも,真っ当な会社です。中には,どう考えてもオカしいチンピラみたいなのも居りますが(これはこれでねらいがあるのだと思います)。
いずれにしても客(カモ)をダマすつもりであれば,簡単なものです。客から金だけとって,相場が上がれば,まだまだ上がりますよと言って売らせず,下がれば証拠金どころか追証までぼったくれるのですから。もし上がり続けたらどうなるのか?何だかんだ言って売らせず金は返さないんでしょうが,客をダマせる程度は業界に関わった人間がやっているはずだと思います。
余り人に言いたく無い内容ですので,そうやって潜行する案件も多いのかも知れません。今回Ujiki.oOさんが黒色認定してくれましたので,公開した甲斐もあったかもしれません。以後も相当に悪質な電話もありますので注意しています。
by Enrique (2014-10-04 09:41) 

アヨアン・イゴカー

どこで卒業名簿を手に入れたのか、職場の名刺を手に入れたのか、特になる話があるので一度話をさせて欲しい、そんな電話が何度か短期間のうちかかってきたことがあります。それは5年くらい前だったでしょうか。金儲けと言う言葉に魅力を全く感じない私は、結構ですと断りました。非常に不愉快なのは、切ろうとすると怒鳴る、その怒鳴り声が耳について暫く、仕事モードに戻れないことがありました。碌な商売ではありません。どうせ彼らがやっているのは詐欺行為なのですが、職場に一方的に電話が掛かってくるのはうんざりしました。
私の場合は、上場企業とかの電話ではなく、本当に怪しいやくざな三流にも属さない会社だと言うことが、やり取りの中で直ぐに分かりました。
by アヨアン・イゴカー (2014-10-04 23:18) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,nice!&コメントありがとうございます。
営業電話に混ざって,罵詈雑言を並べる者もいます。真っ当な商売からしたら絶対にあり得ない訳ですが,電話を直ぐに切らせない戦略なんでしょう。何度でも何度でも執拗に掛けて来ます,こういうのは特定の営業をする訳でも無く,会社名も名乗らず単なる嫌がらせをします。おそらく「電話つなぎ屋」とでもいうのでしょうか。言う事が「なぜ電話を切るんだ」と彼の頭の中にあるありったけの罵詈雑言です。嫌がらせをして,すぐに電話を切らせないというのが彼らの狙いなんでしょう。災害と一緒で,忘れた頃にやって来ますので,日頃から準備しておいた方が良いと思います。完全に恐喝もしくは業務妨害です。この手の連中が名前のある?企業の先導役をしているのでしょう。名簿屋の付加サービスなのかも知れません。名を名乗って営業電話をする企業も全く同罪ですから,しっかりと訴えて行かないといけません。
by Enrique (2014-10-06 05:41) 

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