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レーザーディスクをかけてみる [その他]

当家には化石のような電化品が転がっています。

デジタル化の陰ですっかり出番のなくなったレーザーディスク。ここまで来たら,お宝・骨董品モードで使おうと思って,ディスクを掛けてみました。

ディスクを吸い込みましたが,その後,カタカタカタカタ言って再生もせず,取り出すことも出来なくなってしましました。

ここで諦めてしまっては,お宝になりません。フタを開けて,動作を観察します。しかし,ディスクが邪魔で,カタカタ部を確認できません。カタカタ音以外,再生停止は反応しているようです。

機械を縦横にして観察していましたら,幸いなことにディスクを吐き出してくれましたので,患部が確認できました。
Inside of LD Player

ピックアップのスライダー部分のオイルが飴状になって固着していたのでした。
Pickup region

LDではディスクの最内周がホームポジションらしく,電源投入時ないしはディスク挿入時に,ピックアップ部が最内周に移動するようです。前回停止時,中途半端な場所で止まっていたようで,ホームポジションに移動しようとモーターが回るのですが,ピックアップのスライダー部が固着しているため,ラック・ピニオンのギヤが空回りする音でした。

原因が分かれば何でもありません。飴状になったオイルをキレイに拭き取り,新しいグリースをつけておきました。子供時代に行った修理と同じです。

正常に再生できる様になりましたが,時々動かして調子を見てやる必要がありますね。内部に昭和63年製と書いてありました。
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コメント 2

REIKO

電気製品って、適度に使っていた方が故障しないようですね。
「あれ?おかしいな」となるのは、ずっと使ってなかったものを久しぶりに使おうとした時に多い気がします。

CDは内側からスタートするみたいですが、レーザディスクもそうなんですか…。
レコードが「外側」からなのに、それが逆になったのは何か理由があるのでしょうかね?
パソコンのHDDは内側から記録して行って、段々外側になると読み書きが遅くなるとか聞いたことがありますけど。

by REIKO (2013-03-30 16:35) 

Enrique

REIKOさん,コメントありがとうございます。
そうですね,電気製品でもこういう可動部のある機械モノは適度に動かす方が良さそうです。
CDもLDも内周からスタートですね。HDDも内周からというのは初耳でした。FDDは外周が00トラックで,レコードと同様外周から内周に書いて行きました。初期のHDDもそうだったと思います。これには理由があって,外周のほうが性能が高い(余裕がある)からです。レコードも外周の方が音が良いですね。
HDDではかなり前からゾーンビット記録というもので,内周も外周も記録密度がほぼ変わらない様にしていますが,そうするとデータ転送は外周の方が速くなります。あとヘッドが所定のトラックに移動するシークタイムの問題があります。
by Enrique (2013-03-31 15:41) 

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