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大きなお世話 [ストレス蓄積と発散の日々]


年を振り返る気持ちにはまだぜんぜんなりません(年内にまだいくつか課題を抱えています)が,仕事面でも,個人面でも,いろいろとあったストレスの溜まる事象も,発表会があるとか,人前で演奏するとか,レッスンがあるとかで練習に夢中になっていると,忘れていることが多いものです。何もストレス解消の為にやっている訳ではないのでしょうし,逆にそれが目的化したらつまらないのでしょうが。
忘れていたイヤな出来事,以前キャンプ場で夜,バンド演奏をムリヤリ聞かされた話を書きましたが,今年も似たようなコトがありました。


ウチの庭の木の道路側の枝が結構沢山切って行ってありました。特に道路面に飛び出していたという訳でもありませんし,標識等にかかっていたわけでもありません。誰がしたのか分からないのもイヤなものです。

かつての農村では,田圃を作らない家があると村八分にされたのだそうです。理由は,放置して雑草が茂ると他の一生懸命耕作している田圃に雑草の種が飛び迷惑がかかるからです。ヒドイ話ですが,美田を守るためにはそれなりの理由があったわけで良くも悪くもムラ社会の掟だったのでしょう。

樹木のとび出しなどで近所に迷惑をかけないと言う事は考えているつもりです。コンクリートで固めるのもいやですし,緑があるといいと思っていたので,見苦しく切られてちょっとがっかりしました。勝手に切った人は,公道に葉っぱが落ちるからと善意の積りなのでしょう。ご苦労様な事ですが,はっきり言って大きなお世話です。


楽器にも人間性が現れるようです。クラシックギターやピアノなど独奏楽器をやる人間はどちらかと言うと,唯我独尊タイプが多いのではないでしょうか。アンサンブル楽器をやる人は協調性が有ると思います。残念ながら独奏楽器の私は,必要以上に人に合わせるのはニガテ(アンサンブルの時は協調性あるつもりですが)です。

関西の地方都市に住む一人の姉は,大学教員で多忙にも拘わらず,地域の冠婚葬祭の手伝いなどにも出ると言っていました。田舎では,地域は共同体なのですね。そう思えばハラも立たないのでしょうが,幸いうちのご近所は過干渉しない常識人の方が多いので,安心していたのですが。
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黒板六郎

他人の家の樹木を勝手に切るなんてありえません。近隣の苦労話はどこでもあるんですねえ。うちもありますが、がまんしているところもあります。お互いさまですから。
しかし楽器の人間性の話、わかる気がします。唯我独尊ほど強くはないけど、他人にあわせるのはほんとは苦手ですね。合奏なんて本来気の遠くなるような一大プロジェクトです。勉強にもなりますが、やっぱり「好きな曲だけ」を弾きたいです。友人もいますからやめるわけにもいかないので中途半端な思いをいだいたまま今に至っております。
ギター弾くことひとつについても、なかなか思い通りにはいきません。いやあとかくに人の世はすみにくい。
by 黒板六郎 (2012-12-13 16:22) 

夢笛myu

「美田を守るための掟」は、私の住んでいる兼業農家地帯では過去のものとなっています。原因は、農業従事者の高齢化、離農者の増加のためです。かく言う私自身もそうですが・・・。隣の田んぼにある日突然ブルドーザが入り、建売住宅団地が出現したりします。以前は休耕田でも、除草のために耕運だけはしていました。
by 夢笛myu (2012-12-13 18:00) 

Enrique

黒板六郎さん,コメント有難うございます。
切った人は見苦しいのでそうしたのだろうと思いますが,美的センスは人それぞれですし,些細なものながら,何分人の家のものを勝手に切るというのはどうかと思いました。そう言ってくれればまだしも,誰がしたんだろう?あの人かな?などと詮索するのは嫌なものです。
ギターの仲間うちでも気の合う人とイマイチの人と出てきますね。妻の関係でもそのようです。子どもの世界でもナカナカ難しいようです。
少人数の合奏は気の合う(息の合う)人でないとナカナカですね。その点独奏は気楽です。

by Enrique (2012-12-13 19:58) 

Enrique

夢笛myuさん,コメント有難うございます。
美田を守る件は伝え聞いた話を書きました。
稲作していた人は,田んぼに対してはそれなりの思い入れはある(あった)のだろうと思いますね。私の住む地方でも,離農,休講田,耕作放棄地は目立ちます。休耕田も初期の頃は耕運,水まで張って,ホタルも出ましたが,流石に今はやってませんね。経済原理からしたら,全く不毛な労働でしょう。環境保全とかの観点で何とかならないものかと思います。田んぼの土とか一朝一夕に出来上がるものではないでしょうし。
by Enrique (2012-12-13 20:09) 

アヨアン・イゴカー

勝手に枝を切るとは・・・呆れます。
私は緑がないと精神的におかしくなってしまうような人間ですから、直ぐに雑草だといって野草を抜いたり、庭の枝を切ったりする父と、衝突していました。最近は、我慢するようにしています。
by アヨアン・イゴカー (2012-12-14 00:27) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,nice&コメントありがとうございます。
厳密に言えば器物損壊罪にあたると思いますが,悪気はなさそうです。むしろ,良かれと思ってしているのかもしれず,後味が悪いです。感覚が大きく違う人がいるのだというのが良く分かりました。
好き嫌いとなると,どうもいけませんが,総じて年配者は自然なものよりも人工的なもののほうが良い思っている節があります。私も森の中に住んでいたい人間ですが,人工的な庭である以上,剪定したり余分な草の除去は必要だとアタマでは理解していますが,そこは程度問題でしょうか。私の亡父も,剪定は,ブツンと人工的に切ったのが好きで,草花は植えたものだけに価値を感じたようで,私には全く理解出来ませんでした。
by Enrique (2012-12-14 13:09) 

Cecilia

車が通れない狭い道路を隔てて前に家が並んでいます。うちよりも高くなっていて樹木の葉や果実がよく道路に落ちています。
不精者なのでそれらを自分が掃除することもないのですが(たまに見苦しくなった時にはしました。)、風情があるとむしろ喜んでいた方です。
高齢の方が住んでいるので手つかずだったのですが、最近若い方が道路にはみ出した枝を切りに来られ、私にも「ご迷惑をかけてすみません。」と謝られました。町内のどなたかが苦情を言われたのか町内会長もしくは班長から連絡があったのかと思いますが、それにしてもEnriqueさんのところは道路にはみ出しているわけでもなかったのに、むかつきますね。
誰がやったのかまったく想像できないのでしょうか?
by Cecilia (2012-12-21 14:20) 

Enrique

Ceciliaさん,nice&コメントありがとうございます。
最初お向かいに聞いたら違っていて,ちょっと気まずくなったので,余り詮索しない事にしていますが,その後浮かんでいる人はいます。黙ってやるのがイヤですね。親切の積もりなら,黙ってやることも無く,「切っておきましたよ」と言ってもらえればまだ良いの(それでもハラは立ちます)ですが。
by Enrique (2012-12-22 22:41) 

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